外国人から言われれば
以前あったテレビで「ここが変だよ日本人」というのがあったが私たちはなんでもないと思っていることでも「言われてみれば」というのは意外とあるものだ。
北京大学教授 賈蕙萱さんのコラムで面白いものがあった。
このかたのは以前の「白装束」での記事にも利用させてもらっているがここで「あっ、そうだよ、ほんとだ!」と思わされた日本人観があった
それは「日本人は<初>ということに異常とも思えるほどこだわる国民である」というものであった。
初日の出、初春、書初めに始まり、初対面、初戦、初鰹、初任給、・・・・・・
本当に言葉だけでもたくさんあることに気づかされる
国際試合で初戦に弱いのはこだわりすぎる国民性かもしれない
その教授によればそれは鎖国制度で限られた島国で起きた最初さえよければ後は何とかなるという考えが支配しているようだとの見方だった。
それはまるで土俵という小さな枠の中で最初の立会いによって勝敗が決まってしまう「すもう」によく似ていないだろうか
だから初対面を重視する日本人的交渉と2度目、3度目と長くのんびりと交渉をするという考えの大陸に住むものとでは外交交渉でずれが生じるのが多くなるのは当然だと、同教授は感想を述べていた
いま、竹島問題や拉致問題で大陸の人との外交交渉が大変なときであるが、
日本政府はどんなスタンスで交渉を進めるのだろうか?
またあやふやな態度では今度は日本国民が黙っていないことだろう
<余談>
皆さんは、大辞林や広辞苑で「竹島」を調べたことはあるだろうか?
そこには「あれっ!」と思うことがある
竹島(磯竹島)とは韓国領土内にある島で観光と漁業や畑作を営む住民が1万人ほど住む有人島で今は「鬱陵島(うつりょうとう、ウルルン島)」と呼ばれている島を昔は指していた
これは<鬱陵島>で調べるとよくわかることだ。
じゃあ、いま問題になっている「竹島」はというと、昔日本では「松島」と呼ばれていたそうだ
こんなことでもおかしくなっているようだ。
ある教授の新しい研究によれば、どの島を指すかは韓国側によって何度も改ざんされて歴史が曲げられたことによるとの主張があるようだ
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コメント
こんにちは。
確かに!と納得してしまいました。
初のつくもの多いですね・・・。
投稿: BENELOP | 2006年4月20日 (木曜日) 16:40
)BENELOPさん
コメントありがとうございます
始まりじゃなく初を重んじる
言われてみればそうなんですよね。
意外と何気なく使っていましたねえ
投稿: 玉井人 | 2006年4月20日 (木曜日) 18:24
いつもながらの素晴らしい「うんちく」!
脱帽です。
投稿: もうぞう | 2006年4月20日 (木曜日) 21:10
)もうぞうさん
コメントありがとうございます
くりぃ~むしちゅ~の上田よりは下回ると思いますがね
投稿: 玉井人 | 2006年4月20日 (木曜日) 21:25