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2006年4月18日

40年以上も前のこと

それは40年以上も前のこと私の母が「姉(あね)さま」と呼ばれていた若いころの話だ

近所のやはり姉様と呼ばれる30代前後の嫁様たちが花がきれいなところがあるとのうわさを頼りに何人かで連れ立って出かけていった

はなしには聞いていたがよくわからず誰もいない山の前で立っていたらその山の地主がやってきて夫婦で花や木を一つ一つ説明しながら笑顔で案内してくれたそうだ。

他に人もいなくて思ったほどではなかったらしいい。
それは帰ってからの言葉に表れていた。

私の母・「なじょったたい(そこはどんなふうでしたか)?」

近所の人・「おがしね、じさまとばさまがあんないしてくちゃわい(よくわからない老夫婦が案内をしてくれたよ)」

近くに住む親戚に母がそこのことを聞いたら「あだのわざわざ見に来るほどもんではない」と簡単に言いわれたそうだ

しかし、時は移り花々は増え大きくなりその山は「花見山公園」として一流のプロカメラマンの撮影場所となり有名になっていったのだからすごいものだ

そして地主の阿部一郎さんの父伊勢次郎さんが自分の山に花を植え「一人で見るのがもったいないからみんなに見てもらおう」と無料で開放したその公園は20万人もの見物客が来る福島県有数の観光スポットになってしまった

その変な爺さんばあさん夫婦が「阿部伊勢次郎ご夫妻」だったのですがそのころまだ50代だったはずだから、近所の姉様たちがいかに若かったかがわかるエピソードだ

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コメント

花見山公園、初めて聞いた時(10年ほど前)は、てっきり公のモノだと思ってました。
ところが数年前のTVで個人のモノだと知り、ビックリ!

当地でも?、若い嫁さんを「あねさ」といいました。
今では、ほとんど死語ですが・・・

投稿: もうぞう | 2006年4月18日 20:38

)もうぞうさん

あまりにも渋滞がひどいもんですから今年からマイカー規制になってしまいました。
無料開放の私有地が人を呼んだのですが問題はそれだけじゃなく周辺の畑などを踏み荒らされる事態にまでなっているようです。
山には今まったくごみがないのが救いですがこれからももっと人出や今まではなかった出店が増えている現状では公的支援は不可欠になってしまったようです
20万人ですからね、

「三春の滝桜」の40万人には及びませんがこれから大変だと思います

投稿: 玉井人 | 2006年4月19日 08:46

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