気がついたら俺もだ！

かなり若いころ年寄りたちや先輩たちが「年をとると涙もろくなって困っちまうな」などと話しているのをよく耳にしたものである

ところが気がついたら私もそうなっていた

水戸黄門の時代劇の感動シーンでも涙が出てきてしまうじゃないか
以前はドライアイで困っていたのが嘘のようだ

こんなふうになったのはいつからだろうかとぼんやり考えてみたら
やはりそうだった。　あれがきっかけだったと一人うなずいた

それは、父親の死を見届けたころからである

わけもなくあのころは涙が出ていた。そのうち無意識にコントロールしだしたのだが涙腺は弱いままであるため流れてしまう結果となったようだ

ただし、悲しい場面では出にくい、親の死の悲しみを体験してそれは耐えられるようになったようだ
しかし、喜びの場面や一生懸命な姿に感動したときはもうとめようがない

ダラダラ、ボロボロと恥ずかしい限りで、声まで上げそうになっちまうのである
先輩たちもそんな経験を経てなったのかとしみじみ思った今朝だった