本日、七夕(しちせき)の棚機(たなばた)
節句は本来五つあり、1月7日の人日(じんじつ)、3月3日の桃の節句、5月5日の端午の節句、9月9日の菊の節句、そしてお盆の行事の一つでもある7月7日の七夕(しちせき)の節句がそれである
村の災厄を除いてもらうため水辺にて機(はた)で神様の衣を織り一夜妻になった棚機津女(たなばたつめ)の伝説や
その説とあいまった七夕(しちせき)の行事で、川辺に棚(たな)を設け機(はた)で布を織りその布を身につけ女性が川でみそぎを行っていたことなどから、「棚」と「機」で「棚機(たなばた)」になったらしい
これは別名、「笹の節句」といい祖先の精霊が宿ると信じられている「笹」に札をさげ豊作を祖霊に祈るお盆の行事の一つだったが、明治政府の神仏分離令によってお盆と切り離された経緯がある。
そこに、織姫と彦星の悲恋「天の川伝説」が加わったり、似た感じのギリシャ神話や中国の伝説が混じったりとなって現在に語り継がれてきたようだ。
ゆえに、それにまつわる物語は場所によっていろいろあるのでもよく解ることだ
飾りが派手になってきたのは仙台の七夕まつりがかなりの影響があるそうである
- なぜ笹を七夕に使うのか?
なぜ盆棚に笹を使うのか?
そんな疑問があったのだが
恥ずかしい話だが今回やっとその理由がわかった。
まさか、祖先の精霊が笹に宿っていると信じられていたことによるとは思いもしなかった
そう考えると「七夕」とはかなり言葉を短縮したことになるではないか
昔から日本人は言葉を短くするのが好きな国民なのどだと改めて思えないだろうか
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コメント
いやいや、玉井人さん。
勉強になります。
言葉を短縮する。たしかに・・・
コンビニとかオートマなんか、不思議な感じさえします。
投稿: もうぞう | 2006年7月 7日 20:55
)もうぞうさん
コンビニとかオートマては誰が始めてだったんでしょうね
多分マスコミ関係だとは思うのですがね
投稿: 玉井人 | 2006年7月 7日 21:15
七夕が節句の一つだったとは初めてでした。
笹の節句なんて・・・風流です。
そういえばお地鎮祭にも笹の枝を立てましたね。
なるほど、神の精が宿っている・・・
今度は、しゃべってみよう・・・
「七夕の笹の節句に・・・」
なぁ~~んて・・・
投稿: aonami | 2006年7月 8日 16:22
)aonamiさん
笹のいみがわかるとおもしろいですよね
それと神様じゃなく「祖先の霊」ですよ
投稿: 玉井人 | 2006年7月 8日 21:13