「タルク」を知ってますか?
厚生労働省のHPで私のリハビリ延長などの情報がないかとあちこち開いていたら
「医薬品等の回収に関する情報」の「2006年度クラスⅢ」で、マスコミで取り上げていないまま、こんなに回収されているものがあるのを見つけて驚いてしまった。(正確にはゾッとした)
そこで特に気になるものを発見した。
富山県の「株式会社 延寿堂」という会社が販売製造している「いけだや熊参丸(ゆうじんがん)」という胃腸の薬を今年6月から自主回収しているという資料だった。
私はカネボウ薬品が販売している同じ効果の薬「けんしゅう熊参丸(ゆうじんがん)」を常備薬としているので、目を引かれたのである。
なぜ回収しているのか回収理由を見たら「添加物にタルクが使用されているため」と書かれてあった。
早速確認してみたら、我が家のカネボウ薬品の熊参丸にもしっかり添加物としてタルクが記載されていた。
- 私のは安全なのだろうか?
- 「タルク」とはなんなのだろうか?
- 何が悪くて自主回収なのだろうか?
こんな疑問が出るのは当然だが何が悪くてなのかが書いていない。
ならば、自分で調べるしかなくあちこちを検索しまくった。
「タルク」とは滑石(かっせき)といわれる変成岩つまり自然石で、医薬品、化粧品、化粧石鹸、紙、塗料、陶磁器、などに使用され、単独では学校のチョークがそれである。
問題の熊参丸では表面のつるつるとした光沢を出す働きをしているらしい。
そして、健康にも今のところ影響があった報告はないとのことだった
では何が悪いのか?
それは、アメリカの専門者会議というところで出した記事が発端らしい。
- 何年か前に製造された「タルク」に「アスベスト」が混入した疑いがある
- 「タルク」を製造している作業者にはアスベスト発掘現場のように「肺がん」の人が多く見られる
1については、日本に輸入されたのに混入はなく安全とされた。
しかし、2については科学者の間でも白でもなく黒でもないとの見解になっているようである
しかし今回の回収は、製造段階での書類申請に「タルク」を載せるのを忘れたため結果として「承認を受けない添加物が混入」の製品になったための回収らしい(薬店回答より)
まずは、安全と見るべきなのだろう・・・
気になる人は身の回りを見てみるといい。別名で明記されてある場合もあるようだ。
<別名>
- 滑石((かっせき)
- タルカム
- フレンチチョーク
- ステアタイト
- ソープストーン
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コメント
タルクは、タルカムパウダーの原料?です。
「テンカフ」などとも言います。
確かに以前アスベストが混ざったとかで、問題になったことがあります。
汗を抑える、また乾燥させることから殺菌作用も期待出来ます。
昔は赤ちゃんによく使用したのですが、最近はどうなんでしょうかね?
投稿: もうぞう | 2006年8月30日 (水曜日) 19:47
)もうぞうさん
今もベビーパウダーに使用されているそうです
この回収を始めたメーカーは別の添加物でも製造できるので早めに手を打ったのでしょう
投稿: 玉井人 | 2006年8月30日 (水曜日) 21:48
何がどう悪いか解りませんが、売ってはいますが赤ちゃんにパフパフとはたいていた、テンカフン、使わない方が良いと言われ(①赤ちゃんが、吸い込むと肺に良くない現象が現れる。②腿のくびれにたまると石化して皮膚を傷つける)等々の理由で、使いませんでした。44~5年前に医者から指示されて私の子供には使いませんでしたが・・・。
お話変わって・・みのこう門様って、頑張りやさんで、素敵ですね。応援してますと・・・・。
投稿: nanami | 2006年8月30日 (水曜日) 22:12
こんばんは、玉井人さん。
タルク?知りませんでした。
テンカフンに使われていますか??
う~~~ん、うちの子もちょっと使ってましたね。
タルク製造業の人々が肺がんの人が多いということは気になりますが、特に悪いのか、そうでもないのかと言うと、まだよく分からないって思いますが、気になりますね。
それにしても、玉井人さん、よく調べていますね。
投稿: 浜辺の月 | 2006年8月30日 (水曜日) 23:47
)nanamiさん
天花粉は植物性のものなのでなんでもないようですよ。
みのこう門さんのブログにもそう書き込んでおきましょうか
)浜辺の月さん
私的には、そんなにこだわらなくても良いという結論に達しました。
天花粉は生薬なので別もんであるようです。
ご安心くださいませ
投稿: 玉井人 | 2006年8月31日 (木曜日) 09:02