« コンセントでインターネット(?!?) | トップページ | 肩透かし?「日本野鳥の会」 »

2006年9月17日 (日曜日)

偏った権利の保護

オームの麻原被告の死刑が確定したり、酒酔い運転死亡事故があったり、通り魔や強盗事件で被害者が死亡する事件は悲惨なものであるし悲しいものである。

国はそれらの加害者の更生したりするためや、被害者に対する保障などに約410億円以上のお金を使って人権保護の観点から予算を使っているそうだ。

しかし、加害者(犯罪者)と被害者(残された遺族など)に使われる予算の配分は極端な数字になるのであるImg_0594

それは、98%に対し片方はたったの2%という数字になる

どちらがどの数字か・・・

予算の98%が、加害者(犯罪者)の権利保護などに使われているのである。

極論を言わせてもらえば、無差別殺人を地下鉄で行った麻原死刑囚や幼い子供をかんたんに殺した宮崎死刑囚などには手厚い予算が回され、
あの地下鉄で殺された人達や、いまだに後遺症で苦しむ人とそらの家族たちにはわずか2%の予算しか使われないことになるわけだ。

被害者には事件後のアフターフォローがまず無いといっていい数字、
まったくおかしな法律である。
犯罪者は留置するための予算が大きいのだろうが、それを割り引いたって2%は変わりは無いお粗末な人権保護法である。ほとんど被害者には人権が無いかのようだ。

裁判にも参加できない被害者はまったくやられ損でしかない。
いつわたしたちがその立場になるかわからない現代、はやく法改正を望みたい。(加害者の可能性もあるが)

参考にもう一つの90%について

  • 交通事故のうち死亡事故を起こした人の約75%が過去に違反も事故も起こしていない
  • 過去1回以下の事故や違反経験者が死亡事故を起す人数の割合は全体の約20%である

合わせると95%以上になる。(かなり前のデーターだが変化は今でもあまりないようだ)

つまり数字上の話だが、過去に違反や事故が1回、または無事故無違反の人は、死亡事故を起こす可能性がかなり高いことになるわけだ。

あくまでも、データーの数字の話だが怖いことなので、頭に入れておいてもいいと思う

| |

« コンセントでインターネット(?!?) | トップページ | 肩透かし?「日本野鳥の会」 »

コメント

ということは、交通事故数5回以上、それを含め廃車4回、その他、田んぼに車ごとおちていったり、そして禁酒を今年4月からし始めた私は飲酒運転死亡事故を起こす確率は極めて低くなりますね。ってジマンにならないことでした。
てか一部では車に乗るなといわれてます。(><)
日々運転には気をつけます。

被害者と加害者では、予算についてもここまで不平等なのですね。それも不平等というか、めちゃくちゃですね。ある意味人権侵害ですよ。この差は。いつも被害者ががまんしなきゃいけないってなんでなんかなー?

投稿: くずくず | 2006年9月18日 (月曜日) 00:16

いや~またまた素晴らしいお話をお聞きしました。
なぜ多くの人が声を出さないのか?
ま~知らないからどうしようもありませんけど・・・

いろんな問題はあるのでしょうが、ジャーナリストと言われる連中や議員もしっかり考えて欲しいところですね。

投稿: もうぞう | 2006年9月18日 (月曜日) 07:04

)もうぞうさん

わたしも運転の仕事をしていたので、事故も違反も4~5ではすまないですがなぜか「安全運転管理者」なてことをやってました。(なんて職場だったか)
そこの講習会での数字です。4~5回以上だとたしか死亡事故は0.5%くらいでしたね
ただし、「0」ではないですからお気をつけください

人権軽視でしょうね。


)くずくずさん

これは、一昨日の報道番組で(有名な)フリージャーナリストの人がコメントしていたことだったのです。
わたしは、その数字を聞いただけで「どいうことそれは?」と耳をそばだてました。

そしたら、その番組キャスターは「ほんとに大変ですね」の一言で、サラ~と流してしまいました。
もう少し掘り下げればいいのに、時間が無かったのかしらないが、拍子抜けでした

投稿: 玉井人 | 2006年9月18日 (月曜日) 08:58

違反・事故歴の多い人のほうが、
死亡事故を起こす割合が高いってのは不思議ですね。
被害者への保障費用に対して、
加害者への更生費用がそんなに比率が高いとは…
以前より聞いてはいたのですが、
そんなに差があったとは…
飲酒運転による死亡事故等も保険は下りないはず、
そうなれば事実、保障はないはず…
やはり国はある程度被害者保障をするべきかもですね。

投稿: hide | 2006年9月18日 (月曜日) 17:50

)hideさん

国の制度もそうですが、具体的な被害者をケアーする組織もかかりもないことがこういう結果になっているような気がします

(割合が低い・・・ですよね?)

投稿: 玉井人 | 2006年9月18日 (月曜日) 18:21

nanamiです。
そうですね、刑務所に入れていても食べさせたり着せたりその他諸々経費掛かりますね。何だか難しい問題ですね。
被害者はやられ損?って言うことですか?

投稿: nanami | 2006年9月18日 (月曜日) 20:16

)nanamiさん

やられ損だし、裁判では蚊帳の外扱いですしね
やりきれないものですね

投稿: 玉井人 | 2006年9月18日 (月曜日) 21:00

被害者の権利として
民事裁判で賠償を請求することができますよね
よくテレビのニュースで登場するのは刑事裁判であり
なかなか民事裁判結果が報道されることはないようですが
当然、飲酒運転で事故を起こした加害者に対し
被害者、あるいは被害者遺族は
民事裁判で慰謝料の請求ができるわけで
私のブログにも何度か書きましたが
この時、飲酒や薬物使用での運転者には保険会社は支払いをしません
裁判所の賠償命令は
数千万円だったり1億円を越す場合もあります
保険会社が支払ってくれない以上、当然、加害者が支払うこととなうわけで
多くの加害者の場合
全てを失うことになる可能性が高いことなども
ニュースで伝えるべきことだと私は思いますよ
もちろん、それだけで全ての悪質な運転者がなくなるとは思えませんが
加害者一家がその後路頭に迷った実例などで
少しでも悲惨な事故が減るよう努力することも大事なことかと思います
マスコミの刑事裁判偏重主義にも少々問題があるのではないでしょうか

投稿: カー助 | 2006年9月19日 (火曜日) 12:59

)カー助さん

そうなんですよね、残された家族はどちらもひどいもんですよね。
本人ではないから、名前や顔は出ませんが近所では公然のことですしね。
そう言えば後からおこされる民事訴訟を報道したなんて記憶にないですね

投稿: 玉井人 | 2006年9月19日 (火曜日) 14:59

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 偏った権利の保護:

« コンセントでインターネット(?!?) | トップページ | 肩透かし?「日本野鳥の会」 »