« 眼精疲労 | トップページ | 命知らずの78歳 »

2006年9月14日

刑事や警官は存在しない

飲酒運転取り締まり強化や、ドラマの刑事や警官隊で活躍する警察をわたしたちはよく見かける。
その人達にいろんな呼び方があるのもテレビなどでおなじみだ。
しかし、それらの呼び方にどんな意味があるか考えたことはあるだろうか?
いつごろから、誰らが言い出したか気にならないだろうか。わたしが調べたのをここで書いてみたいと思う。意外なものがあるのに驚くはずだ

  • デカ >明治初期警察官には和服を着たものがいてその着物の袖が「くそ」だったことから「か」と「で」を逆にして「でか」となった
  • おまわりさん >明治のころ警邏巡回(パトロール)する警察官を尊敬を込めて言った言葉
  • マッポ >明治初期のころなぜか薩摩藩のものが多く警察官になったことから「摩っぽ」(薩摩人の意)と呼んだようだ
  • PM >無線のときに警察官をさして言う警察だけの使っていた隠語である
  • 警官 >マスコミが作った報道用の短縮造語で警察では使用されない
  • 刑事 >作家やテレビ局がドラマ用に作られた演劇用語で実際には存在しないし使用されていない

他にも「さつ」や「ポリ」などあるが、これらは犯罪を犯した人などが侮辱を込めた「隠語」である

警察の階級は、最上位が警察庁にいる長官ではあるがこれは総理指名の議員なので除けば次の順位で階級名がある。

警視総監>警視監>警視長>警視正>警視警部>警部補巡査部長>巡査

各道府県警本部長や署長は警視の階級から就任するので、同じ署長職の中でも階級が存在する。
警部補から上位を「キャリア」と呼び国家公務員にあたり、巡査部長以下は地方公務員になる

は本来は「東京都警察本部」なのだが首都を守るので、警視総監が管轄する特別なところとして「庁」となっている(1947~1954年の間だけ大阪警視庁というのがあった)

さて皆さんは「刑事は存在しない」というのが驚いたと思うのだが、
ではなんと呼ぶのかというと「捜査員」というのが本当の呼び名である

なぜ刑事とされているかというと「刑事訴訟事件の捜査員」というところの頭の法名を取ったものである

しかし、あくまでも呼び名は「捜査員」で本人たちも名乗るときは正式名称の「警察官」と言っているはずだ。
刑事と名乗るのはドラマの世界だけなので、あしからず!

| |

« 眼精疲労 | トップページ | 命知らずの78歳 »

コメント

いやいや、ためになりますね。
それにしてもいろんな分野をよくご存じですこと。

投稿: もうぞう | 2006年9月14日 19:35

お久しぶりです!
ほんとよくご存知ですね~
刑事ってないんですか…
『刑事課』って
部署もあると思ってましたよ^^;
密着ドキュメント番組では確かに
『捜査員』って言ってますよねw

投稿: hide | 2006年9月14日 19:45

)もうぞうさん

いつものパターンで別のを探していたら行き当たったというところです
「マッポ」て、わたしは高校のときに使っていたので新しい言葉かと思ったら明治からあるのがわかって驚きました。


)hideさん

そうですよね刑事課はないはずですよね
最近のドラマでは「捜査一課」とか言うのは実在のを意識しているのかもしれませんね

投稿: 玉井人 | 2006年9月14日 21:20

お早う御座います。
知らないことばかりでとても面白くて、貴方のブログは、夢中になって読み耽っています。昨日お邪魔して読んで、「ふうん」と言いながら、コメント忘れて帰ってきてしまいました。其れで、早々にお早うです。
又お邪魔します。

投稿: nanami | 2006年9月15日 07:04

)nanamiさん

ありがとうございます
わたしがホームページを始めるときの目的が「我が家の花の紹介」、「詩集の紹介」そして「雑学調べの発表」でしたから、どうしてもはずせないものです

一人でも参考になればうれしいです

投稿: 玉井人 | 2006年9月15日 08:49

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 刑事や警官は存在しない:

« 眼精疲労 | トップページ | 命知らずの78歳 »