今月はほんとに短いね!
閏年ではない今月は28日しかない。そのためあっという間に過ぎる感じがする。
古い商売人は「二八のブタ」という言葉を言う、これは正月過ぎて商いが暇になる2月と、お盆帰省でやはり暇になる8月を指し、ばくち言葉とかけて「儲けが無い」の意味である。
わたしも若いころよく聞かせられたものだ。
ところで、
- 何で2月は28日しかないか?
- なぜそれが2月でなくてはならないのか?
そんな素朴な疑問が頭に浮かぶものである(わたしだけか?)
それは古代ローマの時代にさかのぼる、お話し
<1年=365日>が確立され、それをまた12に分けて月が決められた。
古代ローマの学者はまず均等に<1ヶ月=30日>にしてから不足5日分を1、3、5、7、10、12の六つの月に1日足した<31日>し、合わない1日分を2月から差し引いて(2月=29日)にして365日にあわせた。
ところがこの時代のローマ皇帝に「アウグストゥス」と言う方がいて「8月は私の月にする。名も私の名にして、日にちも31日にせよ」と命令が出てしまったのだ。
これでまた1日増えたので、再び2月から差し引いた、
その結果として<2月=28日>となり現代に至っている。
現在は<1年=365日+6時間>が解かっているので、4年ごとに24時間(6時間×4年)をやはり2月に足して29日(閏年)にしている
「なぜこんなに2月ばかりいじられるのか?」これがおもしろい
古代ローマ時代では年の始まりは3月だったので必然的に最後の12番目の月が2月になるわけだ。
つまり、数字の調整を最後の月で帳尻合わせを行った結果、2月が変則日になったのである。
それが今でも受け継がれていることになるわけだ
中学のころならう月ごとの英語の別名にもその名残がある
9月=セッテンバーは「7番目の月の意味」
10月=オクトーバーは「8番目の月の意味」
そして
12月=デッセンバーは「10番目の月の意味」
今の日本式にあわせれば「・・・年度」という言い方に近い気がする。
そう言えば日本は4月が年度の始まりだから、一ヶ月しか違わない格好だ。
また面白い偶然である
もう一つ、過去に2月の日数が30日になったことが2回あったそうである。
驚きである
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コメント
へぇ~~ そうなんですかぁ。
知らないことばっかりで。
いろいろ教えてもらって楽しいですよ。
旧暦に 閏月があって
3年に一度 同じ月が来るそうです。
その年は13ヶ月ある・・・
そんな話を聞いて 暦を見たら
本当に旧暦の7月が2度ありました。
なんだか不思議な感じ・・・
帳尻を合わせるのも 大変ですねぇ。
投稿: aonami | 2007年2月24日 14:50
)aonamiさん
昨年が13ヶ月ありましたよね。
そう考えると中国や日本のほうがローマより進んでいたような気がしませんか?
日本の「きさらぎ」は西暦の2月じゃなく、旧暦の2月ごろを指すそうです。
数式的にすると ・・
<2月≠きさらぎ>、
<きさらぎ≠如月>、
<2月=如月>
・・だそうです。
投稿: 玉井人 | 2007年2月24日 17:26