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2007年4月 6日 (金曜日)

「こうのとりのゆりかご」というボックス

こうのとりのゆりかご」こんな名前のポストがある。

ポストといっても郵便ポストではない。人間を入れるポストで一般的には「赤ちゃんポスト」といわれる物だ。

場所は熊本県熊本市の病院にお目見えすることになったこのポストは、生まれたての赤ちゃんが入るほどの小さな保育器で温度は36度に常時設定される予定だ。

「赤ちゃんをそれに入れてどうするの?」
「何のために入れるの?」・・

そんな疑問は当然持つことだろう。それはこうだ。

  • 何らかの理由で赤ちゃんを育てられない人がここに入れる (この病院に限っては生まれて2週間以内の赤ちゃんが対象)
  • 理由は問わず、名前も住所も聞かない、匿名方式。
  • 監視カメラなどで、持ち込む親などを監視も一切しない
  • 名前がついていない赤ちゃんの場合は熊本市長が命名する

言葉はよくないが、簡単に言うと「捨て子用の受け入れボックス」である。

この取り組み、日本では始めてだが世界的にはかなり以前から行われているらしい、
しかし、・・・
捨て子を容認促進させる制度」として反対の声も各国で起きていることも事実である。

ただ、育児を放棄して幼い命が無残に消えていくこと(よくニュースにも出てくる)を防ぐにはやむをえないとしているようだ。

今回の熊本市の場合もかなり賛否が分かれたそうだが、
赤ちゃんの「人命」が優先されるとし日本で始めて熊本市が許可に踏み切ったらしい。

これから、もっと増えるかもしれない・・複雑な思いにさせる制度である。

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コメント

賛否両論あるようですが、私もどっちがいいとは言いかねますね~
子供を虐待してしまったり、育児放棄してしまう親がとても多いのも事実ですし。
だからといってこういう制度があるんだからと安易に考えられるのも困りますよね~
難しい問題です。。。。

投稿: | 2007年4月 6日 (金曜日) 05:41

)纏さん

最初はヨーロッパの修道院で始まったようですが、今でも賛否に分かれているようですね

投稿: 玉井人 | 2007年4月 6日 (金曜日) 07:47

なるほど、修道院からね~
納得できますが・・・
日本ではどうなのかな~
難しくて分かりませんね。とりあえず様子を見ると言うことでしょう。

投稿: もうぞう | 2007年4月 6日 (金曜日) 19:57

何らかの理由で赤ちゃんを産んだけれど育てられない人が、
誰にも内緒で駆け込んで相談できる場所があればいいのでは?
と思うのですが、難しいのかなぁ…

投稿: 山桜 | 2007年4月 6日 (金曜日) 19:58

)もうぞうさん

国としては、はっきり認めていないようなので問題がおきればこじれるかもしれませんが命は優先してもらいたいです。特に親
 
 
)山桜さん

ドイツなどでは、メンタルケアが必ず平行しないと成功しないと言っていますね。

投稿: 玉井人 | 2007年4月 6日 (金曜日) 20:57

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