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2007年4月10日 (火曜日)

他国の主食を燃料にするアメリカ

現在アメリカではガソリンに代わって、トウモロコシから作られる「バイオエタノール」を自動車の燃料にすることを推進しているそうだ。

環境を考えて化石燃料の使用を減らすためだということだ。

しかし、そのためアメリカ企業が大量に高い金で「トウモロコシ」を買い集めているため食糧としての在庫が激減し始めているのだ。
それに伴いトウモロコシの値段は倍、倍の形でうなぎのぼりなっている
日本でもペットや家畜などの餌に徐々に影響が出始めてきているのかもしれない

しかし、最大の生産国で消費国であるメキシコではそれどころではない。

主食である「トルティーヤ」が原料のトウモロコシの値上げで、4倍、5倍という値段まで急騰し、生活が生き詰まりつつある各地でデモが起き、深刻な問題になっている。

主食のため、ほぼそれしか食べない貧困層がほとんどのメキシコにとってこれは死活問題である。

アメリカがまた食文化を自動車のために破壊しようとしているのだ。

最初は、鯨だった。
自動車の「エンジンオイル」のために何万~何百万頭もの鯨を捕り油だけを採って処分した。
そのため、大量の鯨の肉が無駄に捨てられ、鯨減少につながった。
それのあおりは、日本の食文化に津波のように襲ってきた。

日本では、鯨は食べ物でもあるし暮らしの隅々に道具となったり、余すことなく使用されてきた海の恵みである。
今は、「捕鯨禁止」をアメリカは日本に強く要求している。
自分の悪行の代償を日本に押し付けて大意張りである。

日本人、エスキモー、メキシコ人、・・どれだけ自動車のために外国の食べ物奪っていく気なのだろうか?

USA>という、お国は、・・・!。

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コメント

なるほどぉ・・・
そうなるのですねぇ・・
大国のすることは 半端な量じゃないのでしょうから。
とうもろこしの燃料なんて すっごい 環境にいいことだなんて思っていましたが とんでもない害をもたらすことにもなるのですねぇ。
うまくいかないものです。

投稿: aonami | 2007年4月10日 (火曜日) 14:49

)aonamiさん

京都での会議で排ガス規制に同意しなかったアメリカですからね。
自国以外の生活文化を無視するのはそんなに重く見ないのかもしれません

投稿: 玉井人 | 2007年4月10日 (火曜日) 16:12

Σ(- -ノ)ノ エェ!?今そんなことになってんの?
しらなかった。。
まったくとんでもないね~
もう少し考えてほしいよね~
そう言えば食用油も同じような使いかたしていて値段が上がってるって聞いたなあ
これももしかして米の仕業?
化石燃料の代わりになるものが必要なのはわかるけど何とかならないもんかね~
廃油の精製も限度があるしね~(-ω-;)ウーン

投稿: | 2007年4月10日 (火曜日) 17:15

とうもろこしで燃料知らなかったわ。
アメリカは大量に使うからね。
愛知万博ではトウモロコシのお皿で食事しました。
燃やせると言っていた。
今トウモロコシのラップ使っているけどあれも環境に良さそうだけど大量となると問題になってしまいますね。

投稿: kiyoka | 2007年4月10日 (火曜日) 18:56

勉強になります。
私もアメリカの横暴ぶりには、ほとほといやになっているのですが・・・

最近では、なんといっても自分の国をアメリカとは言わないのですよ。
United States ですよ。
略してU.Sです。U.N(国連)に対抗してるかのようです。

投稿: もうぞう | 2007年4月10日 (火曜日) 19:24

)纏さん

ガソリンも最近また上がりだしましたよね。
あるんですが、まだ実用化が難しいようですね
 
 
)kiyokaさん

1リッターの燃料にするのにものすごい量のトウモロコシを必要とするから、大量に買占めが必要らしいです
 
 
)もうぞうさん

USていいますよね。
あちらの人に言わせると「アメリカ」ではブラジル、ペルーなどの南米も含まれてしまうので「合衆国」と言ってもらいたいらしいですね

投稿: 玉井人 | 2007年4月10日 (火曜日) 20:53

みなさん同意見のようですが
私は少し違うのではと思うのですが
ガソリンのほかにレジ袋に衣類に生活用品にと化石燃料を大量消費し
世界中から大豆や小麦を買い集め
紙を作るために東南アジアの森林を大量に伐採しているのが日本です
京都議定書も批准はしましたが
実際には決められた数値を達成できないでいるのも日本です
そんな大量消費の飽食の国が
トウモロコシだけをとらえてアメリカを批判する資格があるのでしょうか?
また、今の日本経済の牽引的役割を果たしているトヨタをはじめとする自動車産業が一番車を売っているのもアメリカです
決してアメリカを擁護する気はありませんが
少なくとも同類の日本にアメリカだけを非難する資格はないと思いますし
まずは自らの国の行いの方を考えるべきではないかと思うのですが・・・
余計なコメントでしたら申し訳ありません

投稿: カー助 | 2007年4月11日 (水曜日) 09:28

)カー助さん

貴重なコメント感謝いたします。いろんな角度のコメントがあってこそ記事に深みが出るとわたしは思います。
そのとおり日本は、アメリカに次ぐくらいの消費、飽食の国であります。

しかしあえて言わせていただきます。

日本は買い集めていると言っても、一国の主食をそれも無くしてしまうようなことまではしていないと思います。

それに、ここで言っているのはトウモロコシだけではなく鯨などの水産資源まで過去に食べるためではなく自動車に使ったことを強調しています。

わたしたち、農林水産業に携わる人間とってアメリカとは食べ物を奪う国です。

「鯨を捕るな、スケソウダラを捕るな、マグロも減らせ」
その分日本はお金があるんだから、
「アメリカの牛肉や小麦などの輸入を増やせ」
「野菜も輸入しろ!」
「材木や化石燃料、」
「なんでも輸入しろ!」
「アメリカが輸入できない分までしろ」
「その分自動車は買ってやるぞ」

そのため日本は大量の木材を保有しながら使えないなどの現象がおきている。

日本の輸入と消費が多いのはアメリカの圧力に政府が乗っていると思っています。
輸入させられている。消費させられてしまっている。

わたしたちはそうみています。

投稿: 玉井人 | 2007年4月11日 (水曜日) 14:17

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