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2007年5月 9日 (水曜日)

コースター死亡事故を批判する前に

コースターでの死亡事故の発生から、点検の不備などがいつものように並びだされ管理体制の不備に批判の嵐だ。

でもこんなときこそ「人の振り見てわが振り直せ」ではないだろうか?

この事故の不備を我が家に置き換えて見てはどうだろう
毎日のように利用する自家用車の点検は、しっかりとやっているだろうか?
法定点検は必ずやっているだろうか?
運行前の自主点検(ライト、ウインカー、タイヤの空気圧などの目視)を行っているだろうか?

昨日まで何でも無く走っているのだから大丈夫」などとしていてはコースター管理会社の弁明と同じである。

道路運送車両法第47条>では・・下記のように定められている

  • 運転者は安全な車両運行のために適切な時期に必要な整備をするようにしなければならない
    (以前からの毎日始業点検義務は緩和され平成7年から個々の判断になった

それにともない<道路運送車両法第48条>では下記のように法定点検の期間が定められいる

  •  3ヵ月=バス、トラック、タクシーなどの営業車両(緑ナンバー
     
  •  6ヶ月=自動二輪車、自家用貨物、(4ナンバー
     
  • 12ヶ月=上記以外の自家用自動車、軽自動車(3ナンバー、5ナンバー
    *「法定6ヶ月点検は平成7年改定で廃止された

この法定点検箇所は56項目あるそうで、素人には難しいようである。
しかし、走る凶器となりかねない自動車の安全に気を配るのは、それだけでも安全点検になるのではないだろうか

他の会社の社長の批判はたやすいが、・・「人の振り見てわが振り直せ」「反面教師」、
まずは、自分を見つめ直すようにしたいものである。

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コメント

あたま痛っ。
そうなんですね~
家の年寄りばあがいつも言っております。

ただ少々言わせてもらえば、自家用車に関しては、この法律が出来たときとは、性能がかなり違うのでは?
とも思いますが、いかがでしょうか?

投稿: もうぞう | 2007年5月 9日 (水曜日) 20:10

)もうぞうさん

その通りです。そのため注釈に書いたとおり平成7年に大幅に緩和され目で確認程度になりました。

「6ヶ月点検」が廃止された理由は、もうぞうさんがおっしゃる「性能が上がった」との理由からだそうです。
そのほかにも、かなり緩和されているようです。

投稿: 玉井人 | 2007年5月 9日 (水曜日) 20:41

三○ふそうのハブ破損を例に取るまでもなく、安全性については慎重を期して悪いことはありませんね。
確かに性能、品質、いずれも向上しているのでしょうけれど。
件のコースターも、直前に乗られた人のコメントで異常な振動が感じられたともありますから、乗り慣れたマイカーの場合、乗り心地が理由もなく変わったら要注意、ということでしょうね。

投稿: 秋ぎつね | 2007年5月 9日 (水曜日) 21:33

)秋ぎつねさん

そうですね。ただ、その異常がわが妻のように気にしない人もいるのも事実ですね
たまに、だから運転したりして異常音があるとディーラーにたずねたりしてます。そのくらいは無料になることが多いですからね。
特に法定点検後は何ヶ月間かは無料で何でも聞いてくれるのでありがたいです。

「三Oふそう」のはそれでも公開したから200万台点検で済みましたよね
「トOOタ」のように毎年180万台もの欠陥車を非公開のままにしているよりは良いかもしれません。

投稿: 玉井人 | 2007年5月 9日 (水曜日) 21:58

人間って何かあると初めて騒ぎ出すこと多いですよね。「転ばぬ先の杖」で前もって用心が必要なんですが・・・・・私もどちらかというと「昨日まで何でもないから大丈夫」の口などで大いに反省しています。自分のことならまだしも、たくさんの人の命を預かっている立場だと安全に対する意識は絶対必要です。今回のコースターの死亡事故の場合、管理者の安全に対する意識が欠落していたように思います。他所で起きてもまさか自分のところではという甘さ、安全より利益優先がこうした事故を起こすもとになっているのではと考えさせられました。

投稿: ミッチ | 2007年5月 9日 (水曜日) 22:49

)ミッチさん

ほんとですよね
昔、ある遊園地ですべてのコースターをはしごした経験がありますが、なんでもなくてよかったです。
いま、日本国中でそう思っている人がたくさんいるんじゃないでしょうかね

投稿: 玉井人 | 2007年5月 9日 (水曜日) 23:03

いつもながら事故が起こってはじめてようやく動き出します。事故を予想するとか、想定するというのはそれほど難しいことでは無いと思うのですが、みんな「自分のところは大丈夫」という他岸の火事の意識がまだまだ多いように思います。過去にあったプールの吸水口の事故にしてもそうでした。
不幸にして起こってしまった事件や事故を教訓として生かしきれずに、また同じような不幸なことを起こしてしまうという繰り返し。なんだか事を真剣に考えていない東電の事故隠しみたいです。同じ過ちは繰り返さないという強い責任感が必要なんだと思います。

投稿: koji | 2007年5月10日 (木曜日) 02:14

)kojiさん

昨年の流れるプール事故といい、いつも同じパターン化しているようですね。
自己防衛しかないかもしれませんね

投稿: 玉井人 | 2007年5月10日 (木曜日) 08:31

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