ゆびきりげんまん
子供のころよく指きりなんかしていたものである
言い方は♪指きりげんまん、嘘ついたら針千本飲ます。指切った♪が普通だろうか。
呼び方は、地方によって「指きり」または「げんまん」のどちらかの言い方を使うが、
広辞苑でひくと、どちらの言い方でも<子供遊びの約束のときに使う言葉のこと>のようなことが出てくる。
意味は、「約束を破ったら針を千本飲ませてしまうぞ」くらいで使っているが、本来の意味はもっと深刻な意味を持っているのである
本来は遊女などが心中するくらいにほれた男に対し、血で誓いを立てるどろどろとした約束の意味を持ち、その言葉は非常に恐ろしい意味なのである。
実際の言葉の内容はこうなる
私との約束を必ず守ってください。
もし裏切ることがあれば一万回殴りつけ、さらに針を千本飲み込ませます。
その代わり、私もあなた様への信頼の証としてわたしの指を切ります。*「げんまん」とは漢字で「拳万」と書き、つまり1万回のパンチの意味だ。
子供が使うにはあまりにも恐ろしすぎる意味であるが、無邪気に歌う子供遊びの中にはそういうのが本当に多いそうなのだ。
そういうのがなぜ昔から遊び言葉として使われているのか興味深いものである。
身の回りに気が付いたのがあるだろうか?
日本語には必ず「深い意味」と「裏」が存在する気がする。
そんなところから「本音と建前」という考え方ができたのだろうか?
それが伝統文化なのか悪習なのか・・・難しい。ただ日本の国体の一部であることは間違いない、かな・・。
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コメント
むうう...深いですね。
他に、ということであれば、
「花一匁」もそうだという話です。
花とは遊女の事で、一匁で子供が将来の遊女として売られていったとか。
「ふるさとまとめて花一匁」(別の歌詞もあり)は「ふるさと求めて」だとか。
童歌というのは発祥が謎なものが多く、いろいろな意味に取れるものが多いようですね。
投稿: 秋ぎつね | 2007年6月11日 (月曜日) 07:32
)秋ぎつねさん
ほんとにそうですね。
陰陽道の呪文を使っている「かごめ、かごめ・・♪」もそうですね
投稿: 玉井人 | 2007年6月11日 (月曜日) 08:32
臨時コメで、こんばんわ。(・ω・)/
・「ゆびきりげんまんの言い方」に関して。
自分の住んでいる岐阜も、そんな言い方をしますね~。
ただ、この「言葉の内容」が、こんな言い伝えなんて、全然知りませんでしたね。
投稿: H・K | 2007年6月11日 (月曜日) 21:30
)H.Kさん
難しい裏話が、隠れていたんですねえ
投稿: 玉井人 | 2007年6月11日 (月曜日) 22:38
nanamiです。
>>指切りげんまん 嘘付いたら 針千本飲ます<<
迄は知ってましたが、指切った と言う所は、大人になってから聞いた様な気がします。と言うことは、育つた地域では、言はなかったのかしらね?
其れにしても、怖い、深い、意味が隠されていますね。大人が子供達に、口伝えで教えて来た童謡?川柳?何でしょうね?
投稿: nanami | 2007年6月11日 (月曜日) 22:45
)nanamiさん
子供は怖いもの知らずのところがありますから、大げさに怖いものをつかった昔に人の教育の仕方かもしれませんね
投稿: 玉井人 | 2007年6月12日 (火曜日) 07:58