小船で海を渡り、脱北できるんだ
「青森の海岸に流れ着いた小船には北朝鮮からの脱北者が乗っていた」とのニュースは驚きだった。
木造の船は改造エンジンの非力なもの、川用の小船といっても良い。
どんな思いで逃げてきたのだろうか?最悪のことまで考えてのことだったのか?
それとも希望している韓国へ行くつもりが潮流に流されて青森に来てしまったのか?
それは定かではないが、無事に脱出に成功したこの人たちの強運と助かりたいという気持ちの強さの現われだろう。
わたしは、それよりこの木造の小船を見ていて思ったことがあった。
縄文時代の日本人はこの程度の船でかなり遠くのアジアの諸国や海外に行っていた形跡があるそうだ。
とくにこの青森(三内丸山遺跡http://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/)あたりは盛んだったようで、今回の脱北者のニュースはその歴史の事実を裏付ける結果になったのではないだろうか
ただし、「このことが北朝鮮で苦しむ人たちに伝わったら、これからこんな船の漂着が増えてしまう可能性がでてくるのだろうか?」という思いも生まれる結果でもある。
それではちょっと海岸線に住む人たちは不安であろうと思われる。
といって、手立てがないのも事実である。あの北朝鮮が変わらない限り無理である。
| 固定リンク | 0
« 久しぶりの酒 | トップページ | 運転席のこだわり »
コメント
北朝鮮の政府や軍の関係者以外の一般庶民の方々の生活が相当大変なことは、こうして命がけで逃げ出そうとする人々が後をたたないことを見てもあきらかです。
しかし“玉井人さん”のおっしゃるように今回の小船で日本海を渡ってきた事象だけを見ればその昔に大陸から新天地を目指して日本に到着した人達がいたこと、またその逆もあったことを実証したようなものですよね。なんと鋭い着眼点!
でも、どうしてその昔に危険を冒してそんなことをする必要があったのでしょうね。その昔、大陸も日本も意外と今の北朝鮮のような状況だったりして・・・。
投稿: koji | 2007年6月 3日 19:45
)kojiさん
「貴重(希少)=宝物」的なところは変わらないのじゃないでしょうかね。
投稿: 玉井人 | 2007年6月 3日 20:37
こんばんわ。
この話題、「ニュース」で見ました。
いや~、驚きましたね。
けど、これによって、また「脱北者」が、日本にきてしまうことによって、後がたたなくなりそうですね。
しかも、「不法侵入国行為」ですからね。
投稿: H・K | 2007年6月 3日 20:50
)H.Kさん
法的には「不法入国」ですね。
まさかと思いますが、この後も来るんでしょうかね?
投稿: 玉井人 | 2007年6月 3日 21:01