オオハンゴンソウ(大反魂草)の駆除
オオハンゴンソウとは明治のころアメリカから観賞用に輸入された菊科の2メートルにもなる大型の植物である。
今これが日本の在来種の植物を消滅させるとして、「特定外来有害植物」の指定を受け各地の国立公園で駆除が行われているのだ。
先日は福島県の裏磐梯五色沼周辺で、そして日光国立公園でも行われた。
報道によれば五色沼の地元環境保護団体では何年も前から駆除作業が行われていたらしいが、今回のは最大人数で行われてニュースになったらしい。
昨年、福島市の阿武隈川沿いから「アレチウリ」の駆除のニュース、今年は裏磐梯から「オオハンゴンソウ」となり、来年は「ニセアカシア」になるのか?
(ニセアカシアについては養蜂家から駆除停止の申請も出されている)
このニュースから、昔から鑑賞用などで持ち込まれては自然界に影響を与えてきた様子が伺え、日本人の身勝手が今も続いているんだなと(ワニガメや毒虫)そんな考えが頭によぎった。
たぶんそのうち市民権を得てしまうような気がする。
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コメント
帰化植物、いまでは日本の風土になじんでいる物も多々ありますね。
霧ガ峰ではヒメジョオンやオオマツヨイグサ、アレチマツヨイグサが。
日本古来のハンゴンソウなら近所の山でも見かけるのですが、オオハンゴンソウがそんなことになっていたとは、認識不足でした。
ニセアカシアは蜂蜜の良い原料になる木ですね。木までが対象になる可能性があるのですか。
ミドリガメやオウム、アライグマなんかも野生化して増えているようですし、人間の身勝手さには呆れるばかりです。
その人間も自然の一員なんだから全ては自然のなせるもの、とする味方もあるようですが承服出来ません。自分に出来ることは靴の底などに余計な土と共に種をつけたままあちこちにばらまかないようにすることくらいです。
投稿: 秋ぎつね | 2007年8月 2日 (木曜日) 19:09
オオハンゴンソウというと「北の国から」で純の親友が、
蛍にプロポーズする時だったか、部屋いっぱいに積んで
飾った光景を思い出します。 その頃既に私の中では駆除
すべき外来種でしたので、根こそぎ摘んじゃって下さい!
なんて密かに思って見ていました。
それにしても薔薇じゃなくて野の花という所が泣かせる
話でした…。
投稿: 山桜 | 2007年8月 2日 (木曜日) 20:02
帰化植物が各地で問題になっていますね。
難しい問題となっているようです。
ところで、3周年おめでとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
投稿: もうぞう | 2007年8月 2日 (木曜日) 20:19
)秋ぎつねさん
ニセアカシアは昨年、すでに「有害外来種指定」がされている木です。
そこで養蜂家の方が困ってしまっているんですよ。
)山桜さん
話は最高だし、花もきれいなんですよね。ところが繁殖力がすさまじいようで自然破壊になっていたんですね
)もうぞうさん
ありがとうございます。これからもよろしくお願いします
投稿: 玉井人 | 2007年8月 2日 (木曜日) 21:15
そのうち、軟弱な日本人もアジアやアフリカ、南米の野生的な人たちに乗っ取られるかもしれない???って・・・私が100歳くらいまで、生きていたとして、オムツを変えてくれるのは???「コラ、ジットシテロッ」とか、ヘンなアクセントで言われるんじゃないですか???真夏の世の夢・・・???
投稿: 山口ももり | 2007年8月 3日 (金曜日) 09:23
)山口ももりさん
ありえますね。
かなり近い将来かもしれません
投稿: 玉井人 | 2007年8月 3日 (金曜日) 15:32