国家シークレットの一般人 11名
再来年の2009年(平成21)5月から「裁判員制度」が始まりますよね。
一般人が裁判に参加するアメリカの「陪審員」に順ずるもので、選ばれると断ることができない厄介なものです。
「何でアメリカの真似するんだ!」と言ってる人もいることでしょう。ところが下記の表をご覧ください。日本でも昔、「昭和3年(1928)~昭和18年(1943)」、陪審員制度が存在していたのですねえ
戦前の陪審裁判(全国)
昭和 3 年
31件 4 年 143件 5 年 66件 6 年 60件 7 年 55件 8 年 36件 9 年 26件 10 年 18件 11 年 19件 12 年 15件 13 年 4件 14 年 4件 15 年 4件 16 年
(真珠湾攻撃の年)1件 17 年 2件 18 年 0件 廃止 (総計) 484件
これは裁判官不足を補うため日本政府が大正11年(1922)に作った制度で最後の18年(1944)ごろに廃止されたそうです。
廃止になった理由はこの選ばれた陪審員の一般人達が‘無罪判決’をやたらと出したからだそうです。笑っちゃいますね。日本にはあわなかったんでしょうね
ところが、戦後になってアメリカGHQが日本統治を始めるとまた「日本も陪審員制度を作らなければならない」という指示がなされたのです。
「日本にはあわない制度である」と認識していた政府は困ってしまい考えた挙句、裁判を審査する委員会を作りそれを一般人から無作為に選ぶことを決めたのだそうです。
それが「検察審査員」というもです。(詳しくは下記サイトにアクセスするか検察審査員の文字をクリック)
http://www.courts.go.jp/kensin/
これは全国の有権者の中から無作為に11人が「くじびき」選ばれ、6ヶ月間のあいだ検察が「不起訴」にした事件をほんとうに不起訴でよかったのか?審査する仕事をしているそうです(ただし審査請求があった場合のみ)。
これが戦後昭和23年(1948)からず~と極秘事項として60年以上も行われてきていることを知っている人、たぶん皆無だと思いますね。わたしも全く知りませんでした
「あれ!裁判員と同じだ」と思った方が多いと思います。
裁判に対し「直接」か「間接」かの違いはありますが非常によく似ていますよね。
これは3ヶ月ごとに半数づつ改選されていますので新しい一般人が毎年20名以上携っていることになります。
つまり2009年から私たち一般人は「裁判員」と「検察審査員」のどちらかに当たる可能性がでてくるわけです。
どちらも(原則)断ることができませんし、期間も長いし、仕事内容を漏らすと犯罪となりますので厄介ですねえ
「どうか、このくじ引きだけは当たりませんように・・」と思います。
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コメント
宝くじも当たったためしが無いのですから、“玉井人さん”と同じく「どうか、このくじ引きだけは当たりませんように・・・」とわたしも思っています。
投稿: koji | 2007年11月29日 19:08
)kojiさん
そう願うと、当たってもらいたいのまでも外れそうですよね
(^_^;) ままなりませんね
投稿: 玉井人 | 2007年11月29日 21:10