スモーレスラーにもヒール誕生?!朝青龍
朝青龍、久々の優勝を決めましたね 今回は久しぶりにわたしも見てしまいました
千秋楽での横綱同士の決戦、立行司には引退での最後の大相撲、館内には懸賞が40本以上も上がり超満員の客、相撲人気が復活したようですね
今までの相撲人気はかっこよくすばらしい人気関取がいてのものでしたが、ヒール(悪玉)とベビーフェイス(善玉)がいるプロレスのような新しい形態になったようです
もちろんプロレスで言う「ヒール=横綱朝青龍」、そして「ベビーフェイス=横綱白鵬」でしょう
注目の大相撲はそれを両横綱が意識しているかのようなものにわたしには見えました
あくまでも古来の国技大相撲の慣わしを守り静かに静かに土俵入りのせり上がりのように気持ちを高揚させていき最後には鋭い眼光で不動明王のような真っ赤な顔になっていった横綱白鵬
それに対し表情にはそれほど変化無く何か不気味な雰囲気の横綱朝青龍、そして時間いっぱいになるといつもの「モンゴル相撲」のしぐさで回しを踊るようにたたくしぐさから格闘モード全開
相撲は足を痛めていた白鵬が本来の四つ相撲が取れないため早い攻めに出て負けてしまいました
買った瞬間、朝青龍がぐっと相手と館内にガッツーズをしながら「どうだ!」とにらみつけるしぐさ、これすべて関取としては「品格のない無礼な態度」、そして横綱としては下品であるため相撲協会で「禁止行為」なのです
さらに花道では「両手を上げ館内に勝利をアピールするプロレス行為(モンゴル相撲の行為)」これまた横綱として相撲協会では「禁止行為」となっている「相手と土俵への侮辱行為」です
祝勝会ではあからさまにVサイン、これも「下品」「対戦相手への侮辱行為」とされています
他の部屋の親方なら激怒し厳しく叱咤や注意をするところでしょうが、現役時代それをやりたくても親方に叱られてできなかった元大関朝潮の高砂親方にとっては弟子にやらせて相撲協会に「古臭い考え」と腹いせをしたいくらいでしょうから注意なんて絶対しません
これで完全いに「スモーレスラーのヒール朝青龍」が確定したかのようです
ちょっと言い過ぎでしょうか どちらにしても相撲人気は上がることは間違いないようです
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コメント
以前、NHKで放送されていたのですが、弓道八段の試験に挑戦する英国人のお話がありました。試験は単に的に命中すればいいなんていうことでないのは勿論です。そこには弓道という“和の心”を理解し作法に則り、果敢に挑戦する日本人以上に日本人らしい英国人の姿があり、強く心を打たれましたました。相撲もいうに及ばずであります。
投稿: koji | 2008年3月25日 (火曜日) 06:44
柔道はもはやJUDOとなってしまって久しい感があります。
相撲もSUMOUにならないか心配です。
いくら人気商売だからといって伝統を破壊するような真似は長期的に見て自殺行為だと思うのですが。
投稿: 秋ぎつね | 2008年3月25日 (火曜日) 07:38
)kojiさん
その方たちはわたしも見ましたが、目的が「礼儀作法、日本文化」の習得ですから朝青龍のように「格闘技で金を稼ぐ為」とは根本的に違っていますので、それこそ同じ土俵には上げられない感がありますね
)秋ぎつねさん
そうですね。完全なエンターテーメント化したら羽織袴の理事長も昔言われたように「スカートをはいた大女」的な発想で相撲道も外国から見られそうです
いずれにしてもそれがかっこいいと思う日本人が増えていることが残念です
投稿: 玉井人 | 2008年3月25日 (火曜日) 08:03
私は朝青龍が勝って喜ぶファンがわかりません。きっと何をしたって勝てばいいんだ、強いものだけが生き残っていくんだと考えているのでしょうか。
投稿: 阿武蜂虎蔵 | 2008年3月26日 (水曜日) 20:30
)阿武蜂虎蔵さん
K-1などの格闘技と違いが判り難くなってきているんでしょうね
正確にはわかる人が減りつつあるということでしょうか
投稿: 玉井人 | 2008年3月26日 (水曜日) 20:50