乙巳(きのとみ)で「桃の節句」
今日は暦を見ると今月最初にやってくる「巳の付く日」です。
「それがなんの意味が有るのか?」と言われたら現代では何の意味にもなりません
しかし、それが1000年以上前なら大事な大事な意味があったのです。
その時代子供が無事に成長する確立は低く、そのため親たちは邪気を払って子供の健康を祈る神事をたくさん行っていたそうです
その一つに「上巳の節句」というのがあって、弥生三月の最初の巳の日に人形(ひとかた)をつくりこれをわが子の身代わりとし災いや厄の邪気を移し川に流すことをしたそうです。
この厄払いの風習と、その当事宮中などで流行っていた紙の着せ替え人形(ひな人形)遊びが合わさってできたのが現代の3月3日雛人形を飾る「桃の節句」になっているそうです。
今でも所によっては桃の節句に紙のお雛様を川に流すところが有るのは本来の神事の名残を強く継承している証ですね
1000年も昔の人々が今のひな祭りを見たらどう思うでしょうかねぇ
「雅(みやび)でおじゃるも、奇態でもおじゃるの~」とでも言うでしょうかね
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コメント
やはり風習は時代と共に移りゆくものなのですね。
ひとがたに穢れを移して川に流す行事もあることですし、
流し雛としても残っていますね。
いずれにしても親が子を思う気持ちは昔も今も変わらないようです。
投稿: 秋ぎつね | 2008年3月 6日 (木曜日) 22:36
)秋ぎつねさん
本当にそうですね。
流し雛は珍しいものですが、それのほうが本来の姿だなんて思いませんよね
投稿: 玉井人 | 2008年3月 6日 (木曜日) 22:39