自販機に置き去られたつり銭は誰のもの？

昨日どこかの都道府県ニュースで、職員が間違えて自動券売機（？）のつり銭用の「千円札」のところに「一万円札、五千円札」を入れてしまい,、お釣りが２５万円ほど誤って支払われてしまったことが報道されていました。
届出をお願いしていますが、たった一人しかきていなそうです。

現れないでしょうね。一万円札や５千円札が何もしないで数倍にもなったんですから喜んじゃいますからね（うらやましい気もちがあります）
これって何か罪になるんですかね？素人考えでは、出した方のミスですから罪じゃないような気がしますが・・・
ただ良心的には良い気持ちはしないですがね

ところで、めったにないですが自販機につり銭が忘れ去られていることが有りますよね
そのつり銭の「所有権は誰にあるのか？」、それをいただいてしまったら「罪になるのか？」と考えたらおもしろいですよね

1. 当然忘れた人のお金に決まっている
   　
2. 取りに来ないのだから所有権放棄物になり法律でいう無主物なので見つけた人のお金でしょう
   　
3. 不特定多数利用の自販機だから道路に落ちている物と同じく遺失物扱いでしょう
   　
4. 自販機の中にあったのだから、その自販機の所有者または管理者のお金でしょう

どれも、なんとなくそれなりに納得してしまう考え方だと思いませんか
私は心情的には１番の「忘れた人のもの」のような気がしますが、見つけた場合は２番の「無主物」であって欲しいですね

さて法的には・・・

お金そのものは忘れた方の所有権が放棄された「無主物」になるが、自販機の中にあったということで過去の判例（放置、捨て去られたゴルフ場のロストボールはゴルフ場の所有物になった事例がある）から自販機の所有管理者の所有物となり、これを持ち去る行為は「窃盗」にあたる

上記のようになっているそうです　気をつけましょうね（なにを？）

ちなみに、道端に落ちているお金を「ネコババ」する行為の法的罪状は「占有離脱物横領罪」になるそうですよ

これまた、気をつけましょうね（だからなにを？）

＜ねこばばの語源＞
猫には「ババ＝糞」をした後にそれを砂や土をかけて隠す習性がある、その習性行動が拾った物などを隠して知らん顔をする人の行為に似ていることから言うようになった説が有力らしい

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