‘広島、長崎’原爆の誤解された認識
昭和20(1945)年8月の6日、9日、広島と長崎に原子爆弾が投下されたことは日本にとって忘れてはいけないことですね。
これはアメリカが考え出した「マンハッタン計画」という史上最悪な大量虐殺計画です
この原爆投下の歴史観には政治的情報操作によって誤解されたままの事実がたくさんあるのです。
<通説-1>
原爆は、昭和20年7月26日に米英中の3カ国から出されたポツダム宣言(日本帝国への無条件降伏宣言)を日本が‘黙殺’したことによりアメリカが終戦のため最終決断として投下命令が出され使用された。
<正しい事実>
ポツダム宣言はアメリカの主導で決められ、宣言書に有る三カ国のサインは無線で連絡相談した(?)ためすべてアメリカ大統領一人のものである。
原爆投下命令はアメリカ公文書では昭和(1945)20年7月25日に出されている。
http://www.mbe.doe.gov/me70/manhattan/order_drop.htm
つまりポツダム宣言前にすでに原爆投下が決まっていたので日本政府の黙殺したこととは無関係である
<通説ー2>
投下された原子爆弾について日本ではまだ知識が無く新聞などでは新型爆弾の名前で報道された
<正しい事実>
広島に最初に投下された際の新聞の見出しは「広島に原子爆弾投下」としっかりと原爆が認識されかなり以前から原爆についてマスコミには知られていた。
この一報を日本軍大本営が検閲し、強制的に「新型爆弾」と訂正記載させた。
<通説ー3>
二基の原子爆弾が投下され、その威力に驚愕した日本政府は直ちにポツダム宣言に応じて降伏することを決め終戦となった
<正しい事実>
日本政府や軍部は度重なるアメリカのB29によって投下される焼夷弾によって大量虐殺が行われていたため「またか!」と言う感覚で、原爆が落とされてもまったく驚くものは存在しなかった。
降伏を決めた理由はアメリカとの停戦仲介要請をしていたロシアが突然裏切って参戦したことで日本がポツダム宣言前に考えた停戦構想が崩れたことによるものである。
通説ー1、はアメリカ大統領が自国民からの政府非難回避をねらった大統領の言い訳ですね。
私が驚いたのはそのころ日本の科学者はもちろんですがマスコミの人々も「原子爆弾」がすでに広く知られていたことです。
新型爆弾に訂正させた軍の真意は、「本土決戦に向け国民の戦意を落とさないため」だったと言われます。
そのために正しい報道が阻害され、放射能による犠牲者をさらに増やした結果になってしまったようです。
情報操作、とは恐ろしいものです
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コメント
本当に、戦争は狂気です。もし、お時間ありましたら小野寺百合子の著作を読んでみてほしいです。海外武官としてヨーロッパからドイツの敗戦を予測しながら、大本営に黙殺された、日中戦争も、短期に終わらないとと言う見識を持った軍人もいた。原爆よりも今の核兵器はもっと凄い破壊力なんだと聞いています。地球を、もう、何度も破壊できる核の上に人類が生きている・・・・怖ろしい・・・
大山巌・・・厚かましいって書いたのは、これは・・・・褒めているのです。
投稿: 山口ももり | 2008年8月11日 04:02
)山口ももりさん
小野寺百合子の著作本に出てくる軍人や武官は私も知っています。
山本五十六の計画した真珠湾攻撃の真の意図「講和に持ち込む」も知っていますが、
実際にアメリカ大統領を一時的にではありますが参戦を思い留めさせた人物「朝河貫一氏」
東条英機を罵倒し続け犬猿の仲だった石原莞爾らの名が無いように思われますが・・違いますか?
内容が詳しくないので間違っていたらすみません
投稿: 玉井人 | 2008年8月11日 08:43
「東条英機を罵倒し続け犬猿の仲だった石原莞爾らの名が無いように思われますが・・違いますか?」そうですね・・・やっぱり妻ではあっても、作戦上もことはわからなかったのでしょう。大本営にはまるで触れていません。やっぱり女の限界でしょうか。
投稿: 山口ももり | 2008年8月11日 09:57
)山口ももりさん
石原莞爾と言う人物、東条英機の部下だったんですが目の前で「日本がアメリカに勝てるわけが無いだろう」などと馬鹿呼ばわりしていた、とんでもない軍人なんです。
しかし、処分と言う処分もされていない不思議な人物です。
ただ、それだけあからさまに上官をけなすので満州に左遷されています。
その中国で列車爆破などかなりひどい作戦も遂行したのですが、東条英機と仲が悪かったせいで戦犯にされなかった人物です
それより、「朝河貫一氏」を個人的には知ってほしいです。
福島県二本松市出身、わが村の隣です。この人物アメリカで絶大なる信頼と敬意をもたれ、アメリカ人に影響力の強かった人物なのです。
そのため日本人でありながら「強制収容」を免除されています。
投稿: 玉井人 | 2008年8月11日 12:15