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2008年10月28日

仏教とカルピスとチーズ

タイトルの「仏教」、「カルピス」、「チーズ」、一見すると何のつながりもないように見えるのですが、びっくりするほど関係が深いのです

 そもそもカルピスとは創設者がモンゴルの地を旅して疲労困憊したとき地元遊牧民にもらって飲んだ「サルピス」という飲み物によって疲れた身体がうそのように軽くなったことから考え付いてできた商品だそうです。

 話し変わって、仏教では最高においしいものを醍醐(ダイゴ)という言葉で表します。
これは「5段階の味=五味」の中で最高を意味していて「醍醐味(ダイゴミ)」の語源でも有ります。
五味とはチーズを作るときの工程を5段階に分けたもので
 乳  →生酥しゅうそ)→熟酥じゅくそ)→醍醐だいご)・・で表します

つまり仏教徒にとって最高においしい食べ物「醍醐」とは「チーズ」を表し指して言うのです
お釈迦様たちはチーズが何よりのご馳走だったのでしょうね

さてその五味のうち最高の醍醐についで第2番目においしいのが「熟酥じゅくそ)」なのですが、実はこれこそがあちらの言葉で「サルピス」というものなのです

ということで仏教・カルピス・チーズ・繋がりました{}よね!

カルピスの創業者は商品名に最高の味の醍醐を指す「サルピスマンダ」という言葉にせず一歩手前にしたのは工程的なものも有りますが「一歩謙る」の日本人的美学を守ってのネーミングを選んだようです。なかなかシャレた商品名をつけたものですね
あまり言うと「社員か?」と言われそうなのでやめときましょう

でも、疲れたときには乳酸飲料は良いようですね。好きなのを選んで飲みましょう

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コメント

いつも、あっと驚く視点を示される玉井人さんですが、ネタはどのように思いつかれるのですか?
常に考えておられる? それとも、急にパッとひらめかれる?

投稿: 朝霧 圭太 | 2008年10月29日 10:14

とても、面白く拝読。そういえば、万葉時代の料理を食べさせるナントカ言うお店??奈良・・のお料理で、チーズ・・・醍醐だったか???食べた事がありました。小さな小さなカケラで、味は???もう忘れました。私は腰は痛みませんよ。

投稿: 山口ももり | 2008年10月29日 11:28

)朝霧圭太さん

重箱の隅をほじくるようにちょっとした言葉が気になりネットや電子辞書を見ているうちまったく違うものが見つかって「これは知らなかった」というものを“つぶやき”にしています
私の父親も同じようなことをやっていたので血筋でしょうね
ブログはこんなマイナーな話題でも見てくださる方が沢山いてくださりうれしいです。
 
 
)山口ももりさん

そうでしたか、勘違いですね。すみません
醍醐といわれる昔のチーズはどちらかというとヨーグルトのようなドロッとしたのだったかもしれませんが、おいしかったんでしょうね

投稿: 玉井人 | 2008年10月29日 12:36

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