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2008年10月16日 (木曜日)

ノーベル賞も利用か?自民党さん

今回、日本人が多く受賞することとなったノーベル賞ですが「ノーベル物理学賞」を受賞した南部陽一郎米シカゴ大名誉教授が米国籍を取得していたため日本人なのに日本政府としては国際的に「日本人受賞者」として公式に発表できないことをご存知でしょうか?

これは日本の国内法の「国籍法11条」は二重国籍を原則認めていないため南部教授がアメリカ国籍を取得した瞬間に日本国籍から除籍されたためなのです
(※、この法律のため米国などで生まれた日本人は22歳までにどちらか一方の国籍を選択することになっていて「アメリカ」を選択したとたん日本国籍は原則取得不能になります。)

出生地で国籍を決める属地主義で二重国籍を認めているアメリカだったら南部教授の場合どうなるか?

アメリカでは二重国籍を認めていますので、もし南部教授に日本国籍アメリカ国籍を取得していたらと仮定するとアメリカではこうなります

アメリカ合衆国では二重国籍の場合出生地の国籍優先」ということになっていて、そのため今回のようなときは「南部教授=日本人ノーベル賞受賞」として発表されても拍手を持って賞賛する国のようです

南部教授を「日本人ノーベル賞受賞者」として公表できないことで、このことに敏感に反応したのが選挙が近い政府自民党です。
日本も二重国籍を認め外国の国籍を取得しても日本人として国内外に堂々と公表したい」と言ったかどうだかは定かではありませんが・・・

政府自民党は10日から河野太郎衆院議員(自民党)を座長にすえて自民党法務部会の国籍問題プロジェクトチームを作り、二重国籍を認めていない現在の日本の国籍法を改正し「二重国籍容認」にする検討会を始動させたそうです。

南部氏はすでに日本国籍を喪失していたことが、ノーベル賞受賞で思わぬ波紋を広げたようにみえますが・・・、改正に別に反対も賛成もしませんが・・・・・、

これまた解散総選挙劣勢挽回のため、自民党が選挙の人気取りの一環としてアクションを起こしたようで違和感がヒシヒシと感じられます。

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コメント

僕も改正には、はっきりとした意見があるわけではないのですが、改正の動機が、十分に名誉を受ける人であって、日本国籍がとれないがために生活そのものに困っている人々ではないことに、憤りを感じます。

投稿: 朝霧 圭太 | 2008年10月16日 (木曜日) 11:34

)朝霧圭太さん

そうなんですよね。
内紛などの戦争状態になったとき日本の国籍も有ると帰国しやすいとかのメリットもあるようですからね
今回の改正は動機が少し問題です

投稿: 玉井人 | 2008年10月16日 (木曜日) 14:26

今日のニュースで、報道していましたね。
私も変だな~とは思っていたんですが、あまり深く考えませんでした。

投稿: もうぞう | 2008年10月16日 (木曜日) 20:03

)もうぞうさん

わたしは深く考えすぎましたかね、でもかんぐりたくなりますよね

投稿: 玉井人 | 2008年10月16日 (木曜日) 21:15

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