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2008年12月20日 (土曜日)

冬至⇒湯治⇒お風呂・・・“親父ギャグ”?

明日の21日(日)はクラブサッカー世界ナンバーワン決勝戦と、ガンバ大阪の3位決定戦で私は楽しみにしているわけです。
しかし、全国的には「冬至の日」のほうが知名度が高いかもしれませんね。

冬至とは「一陽来復(いちようらいふく)」と言って古代中国では「陰が極まって、陽が帰り世が好転し始める日」とかの意味と、暦の基点となる大事な日で「無病息災」を祈る厳かで厳粛な催しが行われていたそうです。

これが日本に伝わり庶民に広まると、いろいろな縁起を担いだ「掛詞」、つまり平たく言うと「駄洒落」「親父ギャグ」の世界が入ってくるから面白い。

<冬至かぼちゃ>

かぼちゃ=厄除けの効果がある
小 豆  =小豆の赤色は厄除け魔よけがある

夏野菜であるかぼちゃには冬の野菜に無い栄養素が沢山有り、小豆は体内の解毒作用があるとして昔から月に一度食べる習慣が日本にあったそうで、どちらも「無病息災」として理に適ったようなもですね

<ゆず入りお風呂>

入浴=これは「冬至(とうじ)」と「湯治(とうじ)」をうまく掛けたもの
ゆず=風邪を引かない丈夫な体になる

湯治冬至をうまくかけた、今で言う「親父ギャグ」そのもので非常に面白いですが、
昔は各家ごとにお風呂が無った時代です、寒い季節に銭湯や湯治するため連れ立って旅に行くきっかけや口実になったのかもしれません。

ゆずには非常に深い意味が二つ有ります。

昔、ゆずの香りには邪気や魔除けの効果があるとされ、お風呂でその香りを全身につけていれば病魔が来ないと信じられていたことから「ゆず=風邪予防」の話しができたようです

そしてもう一つは、またまた登場“親父ギャグ”で「ゆず」のことばに「融通(ゆうずう・ゆうず)」の言葉を掛けたもので、
融通(ゆぅず)が利くようになりますように」という願いが託されています。

この場合のは臨機応変に対応できるようになると言う意味のことではありません。

「融通が利く」のもう一つの意味「金が利く」のことで、「どうか生活に困らないようお金がちゃんと廻ってきますように」という願いが篭っています

昔の町人庶民の思いが反映されているのがよく分かりますね。

金融、雇用、経済、すべてにおいて悪い方に廻っている現代ゆず湯に入って「どうか融通が利きますように」と心から願いたいものです

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コメント

いつもながら興味をそそるタイトルを付けますね~
∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

投稿: もうぞう | 2008年12月20日 (土曜日) 19:43

)もうぞうさん

ありがとうございます。キリ番234556でした

投稿: 玉井人 | 2008年12月20日 (土曜日) 21:45

冬至、一陽来復。
いよいよ日が長くなり始めますね。とはいうものの寒さはこれからなのですが。
それでも日脚が延び始めるというのはなんとなく嬉しいものです。

ゆずの意味、そんな意味があったのですね、勉強になりました。

投稿: 秋ぎつね | 2008年12月20日 (土曜日) 22:08

)秋ぎつねさん

「融通が利く」はほとんど知られていませんよね

投稿: 玉井人 | 2008年12月20日 (土曜日) 22:22

こんばんわ。
今日は、「冬至」ですね。
自分の家では、早速・・・。
・「食べ物」=「かぼちゃ」
・「お風呂」=「ゆず風呂」
で、過ごしましたよ。

投稿: H.K | 2008年12月21日 (日曜日) 21:56

)H.Kさん

それは良かったですね。これで無病息災ですごせることでしょう
小豆は?

投稿: 玉井人 | 2008年12月21日 (日曜日) 22:37

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