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2008年12月 6日 (土曜日)

昔からの食の知恵

知っての通り我が家は田舎の村の農家です。ですから昔と同じようなやり方を当たり前のようにやっています。
今頃ですと食べ物が畑から無くなる冬に備えいろいろと作物を蓄えることを始めます。Img_1597_3

Img_1698 左が干し柿、右は切干の大根でこの後漬け込まれます。

そのほかにこんなことをやります

Img_1696 Img_1697

わらで鉢巻にした白菜は中まで寒さが通らず凍らないのでおいしくいただけます。
右のは畑から抜き採った大根(約5~60本)を穴を掘って土に埋めて凍らないようにしたものです。かなり簡単な仕掛けですが結構効きます。さらにImg_0529 Img_1699

左が里芋の茎、生ではエゴイですが干せばおいしい保存食、そして干し芋、今は便利な道具がホームセンターなどに売られていて藁に吊るさなくてもよくなりました。

少しづつやり方や道具が変化していますが、基本的には何百年とやってきたことと同じものなんですよね。

人間そんなに「食ること」に関しては変化しないもののようですImg_1691

そろそろ雪も降ることでしょう。ミノムシはもうとっくに冬準備完了としっかりと家の壁にぶら下がっていました。

今年は材料の質が良く豊富だったのか、かなり「蓑」の出来が良いようです

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コメント

先人の知恵にはいつも感心させられます。
子供の頃に親しんだ手塚治虫の漫画の時代である21世紀になっても基本は変わらないんですもんね。
アクセサリーだってそうです。
奈良時代の仏像が装飾品として着けているものと基本的には変わっていません。
こうしてみると、人間はホントに進歩しているのだろうかと思ってしまいます。
自分達の生活は便利になりましたが、そのために犠牲にして来たものの大きさを考えると尚更…。
金融工学などというペテンなど何をか言わんやで…。
人間は素晴らしい存在でもありますが、内在する愚かしさは基本的に変わりようが無いようであります。

投稿: がんさん@大和の国 | 2008年12月 6日 (土曜日) 20:38

)がんさん

地球の歴史から言えばまだ一瞬の歴史ですからね。
変わりようが無いのかもしれません

投稿: 玉井人 | 2008年12月 6日 (土曜日) 21:01

一寸前までは、スーパーに行けば、一年中何でも手にはいるので、農家以外は、忘れていた事柄ですが、食物の安全性とか大切さを、一般の方々がやっと気づいた昨今です。羨ましい限です。大切な大切な、食の歴史を、贅沢に慣れてしまって、今になって慌てている(私も含めてですが)皆さんに知らしめて頂きたいです。あんな、小さな蓑に入って冬を越す蓑虫も大した物ですね。

投稿: nanami | 2008年12月 7日 (日曜日) 20:41

)nanamiさん

大災害や戦争、経済危機、まったく関係なく落ち葉を集めて冬を越すミノムシには生物の本来の強さを見るようですね

投稿: 玉井人 | 2008年12月 7日 (日曜日) 21:53

我が家でもころ柿、漬け物の季節となりました。
玉井人さんのところではいろいろ作ってらっしゃるのですね!
サトイモの茎、ズイキですね、冬はこれを使って汁物にしてもらいます。残念ながら買ってくるのですが...。
乾燥芋は紅アズマになったせいか、昔ほど美味しくないものが増えました。父は太白という品種がいいのにと言っています。
蓑虫は庭のホトトギスや南天の葉を食い荒らすので困っています...

投稿: 秋ぎつね | 2008年12月 8日 (月曜日) 22:48

)秋ぎつねさん

干し芋は、それようの品種がおいしいですが我が家も面倒なので紅東にしてます。

投稿: 玉井人 | 2008年12月 9日 (火曜日) 07:50

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