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2008年12月19日 (金曜日)

日本の国鳥にふさわしいのは・・?

「日本の国鳥になっている鳥は何ですか?」という質問に、日本人で何%の人が答えられるだろうか?
私は、30%も居ないんじゃないかと思います。じつは私も即答できない一人でした。

日本の国鳥は雉(キジ)とする」と昭和22年(1947)3月に日本鳥学会が決定し、発表されています。ほとんど反対意見も無くすんなりと決められたと記録されています。

<雉になった理由>

  1. キジは渡り鳥ではない
  2. 日本だけに住む固有種の鳥である
  3. 昔ばなし「桃太郎」にも出てきて子供たちにも馴染みがある
  4. 日本書紀にも「キキジ」として出てくる古くから親しまれている
  5. 食べてもおいしい食材である
  6. オスが美しい翼を広げ羽ばたき飛ぶ姿は雄雄しく、強い男性の象徴となる姿に映る
  7. メスは火災の火が巣に近づいても巣から逃げずに卵・我が子を守る習性があることから、強く優しい女性、母性愛の象徴になる

以上のような理由が説明されているが、学者さんの一番の理由は「渡り鳥ではなく日本固有種」という1番2番だけで決められたようで、3番から後は付け足されたかんがあります。

特に6番7番の“美談”的な話しは理由としてはとてもすばらしいと感じますが、国鳥をキジにしたすばらしさをいかに強調するか、国民に納得してもらうか、特に付け加えたように見えますね。

そもそも候補には「ウグイス、ハト、ヤマドリ、キジ、・・・」が上がり最終候補は1、2番の理由を重視して「ヤマドリ、キジ」だったのですが、知名度でキジになったようです。
このころはまだはまだ知られて居なかった日本固有種の「ヤンバルクイナ」、それが知られていたら最終候補は3種類になっていたかもしれません。

「日本の国鳥は何?」と聞かれれば、多分知らないひとはこれを選ぶでしょう

1位はなんといっても「桃花鳥、朱鷺、鴇、鵇、紅鶴」などの漢字で表されるトキ」でしょう。
理由は学名「ニッポニア・ニッポン」はまさしく日本そのもの学名ですからね。
選ばれなかった理由は中国にも生息している鳥だから

2位、には縁起物の代表の鶴、その中の種類の「タンチョウ(丹頂)」でしょう。
※「タンチョウヅル(丹頂鶴)」は俗称で、タンチョウが正しい
このタンチョウの学名にも「グルース・ジャポネシスGrus・japonesis(ラテン語で日本鶴の意)」というように「日本国」の名が入っている、日本そのものを現した鳥です。
日本産の大型の鳥だが渡りり鳥であるため選ばれなかった

このように派手で華やかな「トキ」や「タンチョウ」に比べたら・・「キジ」の存在は地味ですし、どちらかというと「食材」のイメージが強いからしょうがないとも思ってしまいます。

しかし、お隣韓国はでは尖閣諸島問題で日本に抗議するため何羽ものキジを殺し食べたりしているわけですから、私たちももっとキジを国鳥として認識し大事にしたいですね

・・・余談ですが・・
中国ではいまだに国鳥が決まっていないそうで、候補として「タンチョウ」を上げたのですが学名に「日本」の名があるのでできなかったようです。
そこで中国政府は世界鳥類学会に「タンチョウの学名から日本(japonesis)の文字を削除するか別のものに変えろ」と訴えて問題になっているそうです。

わがままだ!本当に中国は理不尽だ!わがままだよね{

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コメント

お~丹頂の学名変更を主張しているんですか?
それは知りませんでしたが、そのうちニッポニアニッポンをチャイニーズチャイナに変更せよと言ってこないか心配なんです。
ま~学名を変えるのは、簡単ではないと思いますけどね。

投稿: もうぞう | 2008年12月19日 (金曜日) 19:19

)もうぞうさん

中国のこのネタを知ったとき驚きました
大陸に住む人間性を見た気がしました

投稿: 玉井人 | 2008年12月19日 (金曜日) 21:04

丹頂鶴がいいなあ。飛行機、日航のマーク、鶴の図柄が消えたのすら残念です。

投稿: 山口ももり | 2008年12月20日 (土曜日) 10:01

)山口ももりさん

タンチョウやトキはかっこいいですよね

投稿: 玉井人 | 2008年12月20日 (土曜日) 15:19

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