地元放送局のリポーター・・だよね?
先日、福島県内で商店に泥棒が入るという事件がおき、その泥棒が中学生だったというショッキングなニュースが報道されました。
中学生は駆けつけた近所の人に取り押さえられ警察に引き渡されるというもので、その抑えた近所の男性(60代以上)に地元テレビ局のリポーターがインタビューしたものが報道されました。
そのときのインタビューのやり取りが、笑っちゃったというか、呆れちゃったというか、面白かったです
リポータ、「そのときの様子はどんなものでしたか?」
男性、「いや、たまげだない。最初逃げる気しったげんちょ、そのうちたぐだまっちゃたんだわい」
リポータ、「たぐだまった・・・・?」
男性、「ほだ、たぐだまったんだ・・」
リポータ、「たぐだまった・・と言いますと?」
男性、「あ?ハハ・・・たぐだまったがい・・・・・・・・・ん・・」
そこで地元のテレビ局なのに“字幕”が画面に出ました。「たぐだまった(あきらめた)・・」
「その字幕の意味ちょっと違うぞ~!地元ローカル局なのに、なんだこれ!」
「たぐだまる」とは「手繰り溜まる」が転じ訛ったもので、この場合は「抵抗を止め屈み込む、しゃがみ込んだ様子」を指しているわけです。
地元ローカル局でも方言に字幕が必要な時代なんだと、つくづく思う放送でしたね
これも時代の流れですかね
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コメント
笑ってしまいそうなお話ですが、やはり世代交代は進んでいるようで、年輩の方たちがお使いになっている“地域ではまったく支障のない”、むしろ、その言葉以外ではなんとなくしっくりしないような言葉が、わたしを含め若い方々には通じないことがままあります。
地元のテレビ局と言えども、レポーターの辞書には“たぐだまった”が無かったのでしょうね。いえ、わたしも聞いたことはありますが、正確には把握していない言葉でした。やはり、“翻訳”テロップか“玉井人さん”の解説が必要かと・・・。
投稿: koji | 2009年2月 2日 (月曜日) 05:25
)kojiさん
福島県内は方言が東西南北でかなり違っていますので、字幕は欲しいのかもしれませんが、なんとなく判るような気もするんですね。
時代の流れ、国語教育の成果でしょうか
投稿: 玉井人 | 2009年2月 2日 (月曜日) 08:12
面白いんですねえ。笑ってる場合じゃないか???もうぞうさんも新潟弁を良く書いてらっしゃいますけど、福島弁って、もっとむつかしそう。解説して貰ったら納得します。
投稿: 山口ももり | 2009年2月 2日 (月曜日) 12:08
こちらも他県からみえたアナウンサーも多いですね。
そんな人はこちらの言葉分からないだろうなと思う事有りますね。
そして住民も九州とか西の人が多いです。やはりトヨタの関係かも。
そんな人のために字幕入れたかもしれないが間違っていては何にもなりませんね
投稿: kiyoka | 2009年2月 2日 (月曜日) 15:47
)山口ももりさん
たぶん新潟弁も、同じだと思いますよ。もうぞうさんは少し判りやすく書いておられるんだと思います
)kiyokaさん
地元でも若者は方言を話さなくなっていますので、いたしかたないんでしょうね
投稿: 玉井人 | 2009年2月 2日 (月曜日) 18:09
交通や情報網が発達した現在、方言や訛りが無くなっていくのは仕方ないことなんでしょうかね。
...しかし、自分だったらこのお年寄りの言葉は半分もわかりませんね...
投稿: 秋ぎつね | 2009年2月 3日 (火曜日) 19:05
)秋ぎつねさん
分からないでしょうね
投稿: 玉井人 | 2009年2月 3日 (火曜日) 21:13