アメリカ人の悲しいプライドが見えた
野球の世界一を決める大会、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は日本の連覇という結果で終了しました。
非常にうれしい出来事です。
今日の韓国との決勝戦優勝の立役者は楽天の沢村賞投手の岩隈選手そしてなんといっても延長10回に勝利を決める2点タイムリーヒットを打ったイチロウ選手です。素晴らしい!
ところが今大会のMVP(最優秀選手)はなぜか松坂投手になりました。受賞した当の松坂選手も怪訝な顔でしたね。
ここにアメリカ人大会役員のWBCに対しての悲しいくらいのプライドと抵抗が隠されています
つまり、「ベースボールはアメリカ発祥のスポーツでアメリカが世界一強いのだ」という考えが根底にあるのです
ですから、
「大リーガーが1人しかいない韓国に勝利した決勝の試合より、
準決勝でアメリカ大リーガーチームに勝利した松坂投手の方が優秀な選手なのだ、そうでなくてはならない!」
というアメリカ人大会役員の思いなのでしょうが・・。
なんというアメリカ人の意地というか、悲しいプライドをこの「松坂選手MVP選考」に見た気がします
他のチームにも苦戦していたアメリカチームが韓国より強いとは思えないのですし、たぶん、アメリカチームが日本に勝利して決勝に行っていたら韓国には勝てなかったと思います。
あの決勝の試合を見たら誰だってMVPはイチロウ選手です。
そして、国内では今回の放送の視聴率はすごくてテレビ朝日とTBSはニコニコで、
最初から「WBCなんて放送の必要無し」を宣言した読売グループの日本テレビは地団太を踏んで悔しがっているそうです。
たぶん日本プロ野球会の“癌(ガン)”と言われる読売グループのドンでWBCに批判的立場の渡辺恒雄氏の「あんなもの見るやつがいない」との考えと意地だったのでしょうが、間の抜けたはなしです。
だって、同じ読売グループのジャイアンツ原監督の独占放送もできないんですからね
ナベツネ氏の下の者(日本テレビ社長と社員)はかわいそうなものです
| 固定リンク | 0
コメント
余りTVも野球も最近見なかった私も、こればっかりはTVの前にドッカリ。いやあ!!!すっごい!!!やってる選手達だって「これだから野球は止められない!!!」って云う忘れられない試合だったでしょうね。アメリカ人の観客は、もう負け試合になるとさっさと帰り支度・・・いろんな裏があることは全く知りませんでした。
アメリカ優位の時代はどうやら終わりそうなのに・・・
投稿: 山口ももり | 2009年3月25日 08:51
)山口ももりさん
世界最高のプロ野球リーグがアメリカの大リーグ(メジャーリーグ)であることは間違いないですが、そこの一流選手の国籍はプエリトルコ、ベネゼエラ、日本、カナダ、メキシコなどとアメリカじゃないのが多いんですよ。
だから純国産チームになると、結果は見えますよね
投稿: 玉井人 | 2009年3月25日 12:33
9回裏から優勝までは見ていました。なんというか、もう目が離せないプレーの連続でしたね。
他にも、日本は4カ国としか試合していないとか、いろいろ首を傾げる大会でしたが、優勝出来て本当に良かったと思っています。
投稿: 秋ぎつね | 2009年3月26日 21:13
)秋ぎつねさん
対戦国はもともと参加している国が少ないですからしょうがないと思います。
試合形式も前回よりは分かりやすくなっていたと思いますので今回はクレームは破れた国の悔しさからでしょうと思いますね
投稿: 玉井人 | 2009年3月27日 16:18