すったもんだの揚句、一つの郡に単一の市町村
あるサイトによれば明治20年(1887)の5月25日に福島県(当時は若松県の最西地域)にあった「東蒲原郡(ひがしかんばらぐん)」が新潟県に移管された日と記載がありました
ただその移管された正しい年は明治19年(1886)ではないかとも思われますが、なぜ明治20年と記載されているかは不明です。
この当時現在の福島県では県庁を置く地域を福島市と郡山市(当時は郡山町)のどちらにするか大論争が起きていたそうです。
- 福島市(ふくしまし)⇒その当時すでに県庁が有り機能していたのでそのままでよい
- 郡山市(こおりやまし)⇒すでに広い面積となっていた福島県の各地域、その東西南北のどこからもほぼ同じ距離になる県の中央にある郡山は交通の便が良い
上記のような論点が争われていたそうです。現在も県庁移転の話題になると同じ論点で話されている福島県内の「県庁移転永遠の論点」にもなっています。
最終的には、福島市に県庁を置いた場合もっとも西側で遠い地域であった「東蒲原郡」を新潟県に移管してしまえば「遠くの地域は不便」と、いうのが解消できるのではないかということで収まりました
このとき同時に福島市から最も南で遠いいわき市の最南端地区も隣の茨城県に移管されました。
その結果、現在の福島県の形が確定したようです。
東蒲原郡はもともと新潟領で後に会津領になった地域ですから実際には「返還」的意味合いも有り、現地での混乱もなかったのかもしれません。
さて、それはともかく現在の新潟県東蒲原郡は平成の合併により「(旧)鹿瀬町、津川町、上川村、三川村」が一つになり「阿賀町(あがまち)」1町だけの単独地域になっています。
わが村も安達郡ではたった一つしかない村になってる、つまり「東神原郡=阿賀町、安達郡=大玉村」という風に一つの郡に一つの市町村しかない地域です。
こういう地域の住所の場合「・・郡」と新聞では記載されるのですが、同じことなので「郡名」か「市町村名」のどちらかを抹消してもいいような気がしますが・・・、法的に面倒なんでしょうね
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コメント
う~む、規模からすれば「町」か「村」で、それを含む上のカテゴリ(郡)内ではそこしか無いのでそんなややこしいことになるわけですね…。
「町」や「村」は必ず「郡」に含まれなければならないという規定を作った時点ではそういう事態は予測していなかったのでしょうか…。
でも、1村しか無いということを知らなければ、聞いても不自然には思いませんね。
そういうこと(関心を得られないこと)も住民の方にとっては不都合なのでしょうね。
投稿: がんさん@大和の国 | 2009年5月25日 (月曜日) 12:02
)がんさん
不自然じゃないんですね。ご意見感想ありがとうございます。
そこに住む者としては「郡内に一つしかないのだからわざわざ○○郡なんて書くことは意味をなしていないじゃないか」という思いなんですよ
投稿: 玉井人ひろた | 2009年5月25日 (月曜日) 12:58
玉井人さんの気持ちわかる気がします。私の所は、今でこそ郡山市ですが、それ以前の旧町名と、さらにそれ以前の旧村名が残っているので長ったらしいです(同じ町内でも区画整理事業が行われた地域だけは住居表示から旧町名がとれすっきり整理されているようです)。住居表示と人名は短いに越したことはないと思うのですが。
投稿: G4CUBE | 2009年5月25日 (月曜日) 17:27
)G4CUBEさん
一つで済むものを今まであったからとそのままなのは、手続き上は楽でいいですが、どうも違和感が残ります
投稿: 玉井人ひろた | 2009年5月25日 (月曜日) 19:15
私は以前から「郡」は不要だと思っています。
新潟県、以前は112市町村でしたから、ま~郡の表示がないと分かりにくいか?と言う考えの人がいました。
今は31しかありませんから、これはもう不要そのものですね。
ちなみに消滅した郡がありますし、1郡1村も他にもあります。
投稿: もうぞう | 2009年5月25日 (月曜日) 20:11
)もうぞうさん
わが村が1郡6町村から1村になってしまったときほとんどの村民が「村一つなのに郡は要らない・・べ」という声が上がりました
当然のような気がします。郡名か市町村名のどちらかに統一すべき気がします。
どっちにしても郵便物などはどちらか一方で判別できて届くんですからね
投稿: 玉井人ひろた | 2009年5月25日 (月曜日) 21:03
郡山って???「こおりやま」??「ぐんやま」「むらやま」???どう読むんですか???何にも知らなくって恥ずかしいです。「こおりやま」なら奈良にもあります。あれは大和郡山と云ったっけ???「むらやま」とは古い歌なんかにありそうですけど。
投稿: 山口ももり | 2009年5月26日 (火曜日) 10:57
)山口ももりさん
本文に仮名を振りました。「こおりやまし」です。
ここ出身者で有名なのが「西田敏行さん」や「アンコ椿は恋の花」などの作曲で有名な「市川昭介さん」などがおり、福島県人口増加中の大きな都市ひとつです
投稿: 玉井人ひろた | 2009年5月26日 (火曜日) 19:18
なるほど。たしかに郡は不要ですね。
まさにお役所仕事の典型です。
郡が無い方がすっきりして味があるような気がしますがね〜。
しかしほぼ携帯からなのでこちらでメアド打ち込むのが難儀です(汗)
投稿: はーパパ | 2009年5月28日 (木曜日) 10:36
)はーパパさん
やっぱり郡は要らないですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2009年5月28日 (木曜日) 17:49