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2009年6月 5日 (金曜日)

CO₂は最終的にどこに行くのか

「地球温暖化=二酸化炭素(次いで、メタン、フロン)増加」と、言うのはマスメディアが何度も何度もまるで選挙カーのように繰り返されていますので誰でも知っていることだと思います。

二酸化炭素というのを排出しているのはまず人間を含めた動物が24時間出しています。

そして、自動車を中心とする燃料を消費する機械類が稼働中いつも出し続けています。

この二酸化炭素は太陽で光合成をする過程で植物が吸って酸素を作り出していますが、陽が出ていない時間帯の夜には逆に酸素を吸い二酸化炭素を排出しています。

これだと、どう考えても二酸化炭素の排出量の方が断然多いとしか思えず「なぜ酸素が減らないのか?」不思議に思えてきませんか?

ところが、素晴らしい働きをしている植物と場所が有るのです。

世界中にある「湿原」、日本でも最大の湿原「釧路湿原国立公園」や「尾瀬国立公園」等にある植物は二酸化炭素を吸い、それを大気に排出もしますが湿原の地下に「泥炭(炭素)」として貯蔵するということを行っているのだそうです。

その二酸化炭素は湿原の水が蓋になって大気には出ない仕組みになっているのです

つまり、湿原は地球の二酸化炭素の埋め立て埋蔵地の働きをしていることになります。

その埋蔵量は地球上の植物が吸い込む二酸化炭素量の60にもなるのです

ヨーロッパではこの湿原の開発が進み湿原は乾燥、乾燥すると蓋になっていた水が無くなり埋蔵された膨大な泥炭が二酸化炭素として大気に出される、という恐ろしい温暖化促進現象が起こっているそうです。

この湿原の乾燥化現象と同じことが日本では水田で起きています。

水田はいわば人口の湿原で刈り取りが終わると乾燥し地下に埋蔵貯蔵された主にメタンそして二酸化炭素が冬の間放出されているそうです。

水田は二酸化炭素より30倍以上も温暖化の原因になるメタンガスが圧倒的に多いそうで、その点でもアジア全体で「水田の温暖化への影響」の予防研究が問題視され騒がれ始めているんだそうです。

日本国内でも地域によっては刈り取り後もメタンガスを土中に封じ込めるため水田に水を張るということを推進しているところもあるそうです。
ただ、豪雪地帯は雪が蓋になっているので良いのかもしれません

まさか、日本の田んぼが温暖化に影響が有ったなんて思いませんでした。米だけで言うと自給率100%の日本ですからその面積で温暖化に影響が有るとしたら、こりゃ大変ですよね

 

 

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コメント

結局は人間が・・・全てやってる・・・ってことですよね。なにより、人口を減らさなくっちゃ。インフルエンザも戦争も無くしてね。こう考える私って、非人道的でやさしくないんでしょうか???

投稿: 山口ももり | 2009年6月 6日 (土曜日) 08:18

)山口ももりさん

病気も戦争もなくして、人口を減らすのはちょっと矛盾でもありますが、わたしも同じように思います。
ただ、地球の温暖化は4~5000年から数万年くらいの周期ではるかな過去から繰り返されている地球そのものシステムのようです

投稿: 玉井人ひろた | 2009年6月 6日 (土曜日) 08:37

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