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2009年6月10日 (水曜日)

ホオズキの悲しい話

今頃咲く地味な緑がかった白い花があります。Img_2468

漢字だと「鬼灯(ホオズキ)」と書いたりしますがヨーロッパでも同じような意味の「妖精の灯」というような名前であるようです。

あの赤い実はやはり世界共通で不思議の生き物などの明かりに見えるようですね。

ところで鬼灯は薬草でもあり効能は「沈痛、咳止め、冷え性」なのですが、昔は「堕胎(だたい)の薬‘酸蔣根’(人工中絶薬)」としての方が一般的には有名だったようです。

これを使った昔の人には悲しい花で、赤い実は堕胎された我が子の霊魂に見えたかもしれませんね。

余談ですが・・

鬼灯は「ホズキ」で調べてくださいね。

間違って「ホズキ」で検索すると“魚の名前”になってしまいますよ。

もう一つ、

昔、江戸で盛んだった7月の9~10日に開かれた「ホオズキ市」の日に社寺にお参りすると「1日で46000日お参りしたことになる」との考えが有り、今でもお盆などに鬼灯は飾られるそうです

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コメント

へ・え・え・・・知らないことばっかり。ほおずきって食べた事があります。ハワイと・・・たしか・・・だったか???ジャムも買って帰りました。買ったその時は、ほおづきって知らなかったんですけれど。

投稿: 山口ももり | 2009年6月11日 (木曜日) 08:59

)山口ももりさん

本文にも足しましたが、それは酸蔣根というもので「根」だけにある成分のようですよ。

それにジャムにしたのは「食用ホオズキ」じゃなかったですか?

投稿: 玉井人ひろた | 2009年6月11日 (木曜日) 10:56

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