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2009年7月31日

本当のことはドラマより惨い

最近の若いプロスポーツ選手は子供のころから親が特に父親が付きっきりで教え「プロのプレーヤー」を目指してきた人たちが多いですよね
数日前アメリカプロゴルフツアーで涙の初優勝を果たした「宮里藍プロ(24歳)」などは有名です

この宮里藍プロ(沖縄出身)が通って卒業した宮城県仙台市の東北高校、そこの同じゴルフクラブでやはり父娘でプロを目指していた1年先輩に菰田依未(こもだえみ)選手(24歳)という福島県白河市表郷(おもてごう)中学卒がいたのです。

宮里藍さんは高校からプロに転向しましたが、菰田さんは同じ仙台市内のプロスポーツ選手が多く出る東北福祉大に進学しアマチュア大会を経験しながらプロを目指していました
http://www.jga.or.jp/jga/jsp/players/profile_15243.html

その菰田さん親子にその惨いドラマが起きてしまったのです

今月、7月28日~30日滋賀県ではプロゴルファーになるための試験ツアーが開かれていました。

菰田父娘にとっては待ちに待った試験、そして悲願のプロテスト合格がかかっただいじなものでした。
実は依未さんの父親正広さんはガンが発見されその日も体調を崩し病院に入院していたのです。

依未さんは父の容体を気にしながらも試験に挑むのでした。父の夢でもあるプロゴルファー「おとうさんに合格の知らせを聞かせたい」その一心で試験を続ける

・・・初日オーバースコアながら合格ライン・・二日目の29日はイーブンにまとめられた、「これなら最終日をうまくまとめれば合格」・・その様子は電話で看病する母親に連絡され闘病の父にも知らされていました。

そして運命の最終日30日のコースが修了しました。
結果は「プロテスト合格」ついに10年ほどかかった父娘の悲願が達成できたのです。

すぐに喜び勇んで父親を看病するお母さんに電話をかけるのでした。

依未さん・「おかあさん、合格したよ。プロテスト合格だよ。」

お母さん・「よかったね。おめでとう」

依未さん・「おとうさんの容体はどうなの?」

お母さん・「・・・・・・・・・・・・・・おとうさん・・昨日亡くなったんだよ。テストに影響が無く合格するように知らせなかったんだよ・・・」

依未さん・「・・・ああああああ・・・

この会話は新聞記事からのわたしが想像したものですが合っていると思います

依未さんのテスト結果が判る前日に父親は結果を聞かれないで亡くなってしまったのです。
娘のプロテスト合格を夢見頑張って癌と闘い生きてきた、そしてやっと報われる日の・・たった、たった1日前の父親の死去でした。

1日違いで父親に合格を知らせられなかった菰田依未さんは電話口で、ただ、ただ、泣くしかなかったそうです。

その新聞記事を読み、私はもらい泣きしてしまいました。
菰田依未プロにはツアー初優勝を亡き父親に報告してもらいたいと、勝手に思う私でした

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コメント

その日を待って待って頑張り続けた末の一日前…。
主人の父も明日は帰省すると約束していた日を待ち続け、
あと一日という所で寿命尽きて…。 命日が来る度に、
痛みに耐えて待ち続けていてくれた義父のことを思い
胸が熱くなります。 その愛は今も私たちに届いています。

投稿: 山桜 | 2009年7月31日 17:16

)山桜さん

忘れられないですよね。絶対に

投稿: 玉井人ひろた | 2009年7月31日 19:22

つらいですよねえ・・・

投稿: 山口ももり | 2009年8月 1日 07:24

)山口ももりさん

一番うれしいことは一番近い身内に喜んでもらいたいものですからね。悲しい巡り合わせです

投稿: 玉井人ひろた | 2009年8月 1日 09:12

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