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2009年7月29日 (水曜日)

竜巻・・・多くなってるのでしょうか?

群馬県で発生した竜巻被害はすごいものですね。
日本で発生する竜巻はすぐに消えるので長くても5㎞まで進むことはほとんど無いのが常識だったそうですが、今回起きた群馬のは6㎞以上消えずに移動したもので関係者を驚かせているようです。

ただ先にも言ったように日本の竜巻はすぐに消えるので「竜巻認定」が難しく、今回のようにビデオなどが撮られない限り記録に残りません
気象庁の「竜巻等の突風データーベース」によりますとhttp://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/tornado/index.html
福島県内の私が住む地域では昭和48年(1973)1月30日(火)二本松市で発生した竜巻が一番新しい記録になっていました。

ところが実際には数年前に同じく二本松市杉田地区で約1㎞に渡って竜巻が発生したり、安達郡大玉村地内で竜巻被害が発生しているのです

竜巻に似たものに「塵旋風(じんせんぷう)」といううのが有ります。テレビなどでは学校の校庭でテントなどが巻き上げられる光景が移されますが、あれです。「つむじ風」とも言われますが強ければ被害も出ますよね。

大玉村で発生したのこの塵旋風かもしれないのですが、村道沿いの数件の家の屋根が壊されました

二本松市杉田地区から本宮市(当時は白沢村だった)にかけて1㎞に渡って起きた被害状況は、赤松の巨木が幹の上部だけ大きな金棒でたたき折られたように何本も折られたもので、その状況は強風なら根本から倒れるのとは明らかに違いが有ったので調査員は「竜巻だろう」となったのですが・・「断定できない」と結論付けました。

ということでいずれもビデオも無い、それに調査員も役所の職員で専門家ではありませんので断定できず「竜巻のような気がする」ということで、「突風または激しい強風」としてしまったために記録には残されませんでした

これは日本全国ほとんど同じ、専門家がいないから原因は調べられず予算作りの被害調査のみをやるやり方じゃないでしょうかね

それも大事なことですが、やはり小さな被害を「前触れ・予兆」ととらえるような専門調査が欲しいのではないのでしょうか?
そういう小さな記録が将来の大竜巻を予想できれば被害は少なくて済むような・・、素人の私には思えてなりません。

被害後だとしても竜巻認定調査確認技術の水準をもっと上げてもらいたいものですね。

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コメント

わたしが夢中になって読んでいたシリーズ「大草原の小さな家」・・・これは母親が書いた9冊と、娘が書いた6冊があって、TVでやってたようなのとは全然違うのですが・・・アメリカ中部の竜巻の恐ろしさが繰り返して出てきます。日本は竜巻なんか無いって、思っていましたのに、最近では、よく発生するようです。やっぱり、地球規模で気候が不安定になっているのでしょう。周囲が海、だから穏やかと思っていましたのに、どうやら、それも違うようです。

投稿: 山口ももり | 2009年7月30日 (木曜日) 08:17

)山口ももりさん

小説「日本沈没」では竜巻や地震の多発が天変地異の始まりになっていますよね。それではないと思いますが気温が上昇してることは要因のいったんなのかもしれませんね

ただ、日本には「妖怪カマイタチ」とか風の被害は少なくないんだと思います。
竜巻のことばは文字通り「竜が天に昇る姿」をなぞらえた名前ですから、日本も竜巻被害は多いところなのだと思います

そこから自然災害を「天神様(火雷神、風神など)のお怒り」と考え「天神信仰」が生まれたわけですからね

投稿: 玉井人ひろた | 2009年7月30日 (木曜日) 09:07

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