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2009年7月21日

“お米のガソリン”が発売された!

新潟県のJA全農は以前から研究開発していた米からバイオ燃料を作り販売する計画をついに実行に移したそうです。
世界初の稲のガソリン”というこのガソリンの名前は「グリーンガソリン」と名付けられ新潟県内のJAガソリンスタンドで販売され始めました。

でも・・・、

  1. 「米から出来るのはガソリンじゃなくバイオエタノールじゃないの?・・・」 
  2. 「日本人の主食を燃料にして燃やしてしまうのは、問題があるのでは?・・・
  3. 「普通のガソリンよりも単価がお高いのでは?・・・

上記のような疑問を頭に浮かべる人は少なくないと思いますよね

1の疑問
>お米はまずエタノールになりそれをガソリンのなかに最大3%の割合で混ぜられて出来る、言いかえればこれは“混合ガソリン”である

2の疑問
>使用される米の品種は「北陸193号」で、これは「上344号」と「桂朝2号」とを交配品種改良されできた肥料用の“インディカ米”である。
さらにこの米は倒れにくいし、10アール(100㎡、約1反)あたり30キロ入り玄米の袋で24~30以上(普通のコメの1.2~15倍以上)もの多収穫品種である。

3の疑問
>全農では価格を通常ガソリンと同じ価格設定にすることを決定している
ただ、現在まだ知名度が無く需要が少ないため採算があう2万リットル以上の売り上げの約1割程度の生産販売になっているため赤字になっているようだ。

減反田や休耕田の有効利用が期待されるこの「稲のガソリン」、他県でも研究されており新潟県は一歩リードした形ですね
このとりくみ、これからの農業の新しい生産活動の形となるかが注目されているようです

稲作だけだったら日本は「自給率100%」なんですからね、考えればいい所に着目したものです。科学は進んでいますねえ

ただ、そうなると環境に良い自動車ではさらに「ハイブリット車」が幅を利かせそうで、当初の目標だった燃料を使わない「電気自動車普及」への道のりは影が薄くなってきている、というより頓挫しそうな気もしてきてしまいますね

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コメント

そう新潟県のJAですね。
他の県はやってないのかな~

エタノール3%混合ガソリンは、E3ともいわれる。
ブラジルではE85やE100のクルマが多く走っているそうな。
しかしこれで思い出すのが「ガイヤックス」
ガソリンの混合比率が50%以下だったので、ガソリン税が適用されず、安く販売出来た。
しかし・・・玉井人ひろたさまもご存じの通り・・・

投稿: もうぞう | 2009年7月21日 19:49

)もうぞうさん

エンジントラブル続出ですかね

投稿: 玉井人ひろた | 2009年7月21日 20:06

う・うーん・・・とも角、休耕田って言うのは、食糧難と云うのと矛盾しますよね。お米って強靭なのですねえ。連作障害もないのでしょうか。農家の事は余りよくわからないのです。本当に申し訳ないことです。

投稿: 山口ももり | 2009年7月22日 08:17

)山口ももりさん

水田は毎年使用しないとだめになるんです。
その点でいけば肥料用の稲でも作付して水を張れば田んぼは荒れないで済むわけです

投稿: 玉井人ひろた | 2009年7月22日 12:18

この混合比率だと、車メーカーは保証してくれるんですかね?
でも先日TVで万能酵素を開発した人を特集してました。
それでゴルフ場の刈り取り芝生を使ってバイオ燃料を作っていました。
もう商用準備のプラントも出来ていました。
芝生の処分も出来るし、効率も良いし、
材料は処分料金の1/10位で引き取って、
ようはただ
ので\50/Lで販売予定とか・・

肥料用でも米と聞くとねぇ~~。

車は電気自動車へ加速させないと。

投稿: ばいす | 2009年7月22日 14:20

)ばいすさん

コメントありがとうございます。
電気自動車の開発が進むまでの繋ぎのハイブリット車、のように思っていましたが、世の中は燃費の良い燃料エンジン車に流れているようですね。

投稿: 玉井人ひろた | 2009年7月22日 18:09

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