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2009年8月 4日

病院、医療ミス

病院で子供の手術中に静脈に誤って酸素を送り込むという医療ミスが起きました。

これは外科手術には無くてはならない「麻酔科医」のミスにより血液を送り込む管と、手術のために酸素を送り込む管を間違えたものです。患者の子供はこん睡状態のようです。

ここで注目は「麻酔科医」という医師です。実は大学病院ではこの麻酔医科医というのは産婦人科以上に過酷長時間労働で知られ、医師のなり手が無いものだそうです

麻酔科医の仕事は、手術の患者に麻酔をかけるだけの仕事ではありません。

術前に患者の容体管理に始まり麻酔をし呼吸や心電図装置の装着をし手術の準備を一手に行い、手術中は呼吸と心臓を止め仮死状態にする現代の手術のやり方の中で、その術中の患者の生命維持を患者に代わって人口的に管理を行うのが麻酔科医です。

さらにそのすべて行い手術終了後も患者のアフターケアが待っている。

つまり、時間(日本の平均手術時間は3~5時間)の外科手術だったとすれば麻酔科医担当時間は時間以上という事になり、これが手術が重なれば20時間を超すようなことは当たり前になり、そのわりに人員は少ないのが現状であるため“超過労状態”なのが現実だそうです。

国は、歯科麻酔医などを代用させようとかさせているようですが、麻酔科医の方達は「国は医療現場を知らな過ぎる」と、嘆いているそうです。

国からも、現場の外科医、産婦人科医、小児科医たちなどからも軽んじられそれらの手術担当医から「パワーハラスメント(女性麻酔医にはセクハラ)」などが多く、つらいながらも「重要専門医」だそうです。

今回はそのような背景が無い・・・とも言い切れない。もっと重要な医療問題も含まれている気がします

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コメント

麻酔科医の問題は聞いたことがあります。
主役になれない科目なのに、最重要なのですから。
何か良い方法はないのでしょうか?

投稿: もうぞう | 2009年8月 5日 05:28

)もうぞうさん

どうしても外科医が注目されますので難しいでしょうね。
前回の自民党(小泉総理)のマニフェストでは医師不足などの医療現場の改善が掲げられ、そのマニフェストは“達成された”と、自民党は今回発表していましたね。
政治家の「マニフェスト達成基準」は不可解です

投稿: 玉井人ひろた | 2009年8月 5日 07:52

麻酔科医って大変なんですねぇ~。
中々TVで取り上げられないですよね。
でも「だろう」でやられたらたまりません。

自民党ののマニフェストは
 不可解より「よく言えるは」って感じ♪
 やったつもりで満点なんて・・情けない。
私、職人のとうちゃんに
「自分には厳しくしないとだめだがんな」
って言われていました(^o^)

投稿: ばいす | 2009年8月 5日 11:31

)ばいすさん

テレビでは取り上げられないですよね
そのかわり本やネット上には他の科の医師より多く現場の声が出されている気がします

投稿: 玉井人ひろた | 2009年8月 5日 14:19

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