“オリンピック’日本代表”が出発
「オリンピック日本代表選手団が成田から中国の台北へ向けて飛び立った」と言ったら「あれっ!」ですね。
「北京オリンピックも北京パラリンピックも終了したし・・・」と思っちゃいますよね
IOC(国際オリンピック委員会)が「オリンピック」の名称使用を認めているのは3つの国際大会があります。
- パラリンピック(四肢や視覚に障害がある人々の国際大会)
- スペシャルオリンピック(知的障害がある人々だけの国際大会)
- デフリンピック(聴覚障害の人々だけの国際大会)
昨日の9月3日に成田から出発した選手団は3番で「第21回デフリンピック・台北大会」に出場する日本代表の方たちなのです
現在はパラリンピックのほうが有名で障害者のオリンピックとして認知されていますが、歴史から行けばパラリンピックの第1回大会が昭和36年(1960)開催に対してデフリンピックの第1回国際大会は大正13年(1924)開催ですからデフリンピックの方が遥かに古い歴史を持っているんです
実はここに出場する聴覚障害者の方達、日本では「ろうあ者」と呼びますが本来は耳が聞こえないだけなので一般のオリンピックに出場してもいいはず・・なのです・・。
ところがIOCでは「“障害者”だから危険・運行に支障」などの理由でオリンピック参加を認めていません。
一方、パラリンピックでも「聴覚障害者は何ら‘健常者’と変わらない」との理由から聴覚障害だけの者の参加を認めていません。
つまりデフリンピック選手はどちらの大会からも断られ、さらにマスコミの扱いも二つの大会よりも非常に小さく、ほんとうに差別されている方たちなのです。
変な話ですがね。
そういえば「スペシャルオリンピック」にいたっては報道が無いですね。ただ、こちらは家族の反対もあるでしょうから・・いたしかたない気もします
デフリンピック日本選手団はかなりメダルの期待が多いそうですから思いっきり競技をやってきて貰いたいと思います
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コメント
ちっとも知らないことでした。昨日、「徹子の部屋」でたまたまパラリンピックのバスケット選手のお話をきいて、本当に感動しました。その選手の名前が・・・もう・・・思い出せせないってのが悔しい!!!元プロサッカー選手だったのに自動車事故で脊髄損傷ですって。でも・・・えらいのよねえ。奥様も・・・勿論、ご本人も・・・
投稿: 山口ももり | 2009年9月 3日 09:33
)山口ももりさん
>ジェフ市原に所属すし元Jリーガーだった京谷和幸さん、1993年交通事故により脊髄損傷になり車いす生活を支えたのは、京谷さんとの結婚を目前にしていた妻・陽子さんだった
上記の放送ですね。
この実話が映画化されて今月放映されるようですね
投稿: 玉井人ひろた | 2009年9月 3日 12:39
まったく知りませんでした。
さすがですね~また勉強になりました。
投稿: もうぞう | 2009年9月 3日 19:23
)もうぞさん
選手団の様子はちょっとだけテレビニュースになったんですが、全局ではなかった気がします
投稿: 玉井人ひろた | 2009年9月 3日 21:56
そうです。確か「パラレル」って言うタイトルだった・・・ような・・・確かに京谷和幸さんでした。
投稿: 山口ももり | 2009年9月 4日 08:17
)山口ももりさん
「パラレル」ですか、ありがとうございます
投稿: 玉井人ひろた | 2009年9月 4日 08:56