‘睡魔’とその‘天敵’の戦
どうしようもない眠気が起きることを「睡魔に襲われる」という言い方をしますよね。
これは「眠気を催すこと=睡魔という魔物の仕業」と思った古代の人の考え方から来ている事です。
バクという動物は「夢を食べる想像の動物」ということはよく童話などで知られていることですよね
これと同じように「睡魔」という魔物を好物として食べる想像上の動物がいるのをご存知でしょうか?
いわば「睡魔」にとっては恐ろしい「天敵」です
その天敵となる想像上の動物を「木魚(もくぎょ)」と言います。お坊さんがお経を称える時にポク、ポク、ポク、打つあれです。
お坊さんも長いお経は眠くなるらしく、木魚を打って「睡魔と闘え、やっつけろ!」と、木魚君をせきたてているのがあの「木魚を敲く、打つ」という行動なんですよね。
ちなみに一般人は睡魔に襲われたら「仮眠」が一番です。仮眠は数分で2~3時間寝た時と同じ効果が脳にあるそうです。睡魔には“木魚”じゃなくやはり仮眠ですね
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コメント
おはようございます。
またまた勉強になりました。
このあたりでは、木魚を使う宗派は少ないようですがね~
投稿: もうぞう | 2009年9月 7日 05:14
)もうぞうさん
そうなんですよね。同じ宗派でも僧侶個人によって使う人と使わない人もいるように見受けます
投稿: 玉井人ひろた | 2009年9月 7日 07:35
夢を食べるのが“バク”で、睡魔を食べるのが“ポク”というわけですね。
和尚さんが睡魔と闘うために奏でる木魚のリズムと音はとても心地よく響きます。わたしは心が無になって眠気が・・・。“玉井人ひろたさん”のお話しは、いつも面白くためになります。
投稿: koji | 2009年9月 7日 08:10
)kojiさん
僧侶が打つ木魚は周囲の人をかえって眠くさせますおで、あれは打つ本人だけに効果があるのかもしれません
投稿: 玉井人ひろた | 2009年9月 7日 08:17