歴史ある言葉?シルバーウィーク
昨日までの秋の大型連休のことを「シルバウィーク」なんてマスコミが盛んに言っていますよね。
5月のゴールデンウィークに対してのシルバーウィークであることは分かりますが、なんとも安直につけられた名前ではないかと、私は思っていたのです
それで「だれだこんなネーミングをした奴は?」と、探してみたら・・これがなんと結構歴史ある古い言葉だったんですよ。
まずそれにはゴールデンウィークという言葉から説明しなければなりません
昭和23年(1948)に日本政府は「国民の祝日に関する法律」というものを制定したため、すこし祝祭日が増える結果になりました。
そのころ国民の一番人気の娯楽の一つに「映画」がありました。その映画の観客動員数がお盆と正月より4月末から5月の初めにある「飛び石連休」のほうが多くなったのです。
そこで昭和26年(1951)、映画会社の大手「大映」がこの4月末から5月始めまでの週間を映画「ゴールデンタイム」をもじった言葉で「ゴールデンウィーク」と呼び、さらに大映は秋の11月文化の日の連休を“二匹目のどじょう”よろしく「シルバーウィーク」とし、“映画界だけの専用語”としてつかわれるようになります。
※大日本映画製作株式社⇒現在の角川映画株式会社
これが国民にも広がって使用されるようになったのですが「シルバーウィーク」だけはまったく浸透しなかったのだそうで、「ゴールデンウィーク」の名前だけが残ったようです
つまり「シルバーウィーク」という言葉は全く新しい最近の言葉じゃなく50年以上も前にできていた古い言葉だったのです。
驚きですね。マスコミもよく見つけ出して使ったものです(恥ずかしくもなく・・)
ところで大映が製作した映画で好きだったものは何でしょうか?
わたしは「大魔神」、勝さんの「座頭市」、そしてライバル会社東宝のゴジラシリーズに対抗して制作された「大怪獣ガメラシリーズ」が印象に残りますね
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コメント
なるほど・・・
で、ゴールデン・・・は映画用語?だったのでNHKは使用しないと言われていますよね。
投稿: もうぞう | 2009年9月24日 19:08
大魔神は懐かしいです。NHKでは「大型連休」としか言いませんね。かつての文化の日前後がシルバーウィークなら、今回の「シルバーウィーク」は「敬老の日」を含むのでそう呼んだのでしょうか。
投稿: 秋ぎつね | 2009年9月24日 19:37
)もうぞうさん
特定企業(大映)の宣伝になると理由だったんでしょうね。
今はもう一般用語だと思いますがね
)秋ぎつねさん
そう言われれば「大型連休」と、言っている気がしますね
投稿: 玉井人ひろた | 2009年9月24日 20:23