きょうは旧の“お盆の16日”
何気なくカレンダーを見ましたら、今日9月4日は旧暦7月16日で旧のお盆の送り火をする日でした
江戸時代なら一昨日からお盆で「藪入」といわれて奉公人などが少しお小遣いなどをいただき生家へ里帰りするお正月と並ぶ長いお休みのころで楽しみにしていたことでしょう
現在のお盆というのは明治政府が神仏分離令を出してから、神道お盆行事、仏教盂蘭盆会行事、民間信仰お盆行事、それぞれの部分がバラバラに行われるようになってしまったようですが江戸時代のころは統一してお盆行事として行われていたようです。
- 7月1日=釜蓋朔日(かまぶたついたち)→お盆の入り
- 7月7日=七日盆(なぬかぼん、なのかぼん)→お盆の入り
- 7月7日=七 夕(たなばた)→お盆の入り
※青森ねぶたなどもお盆行事だった - 7月13日=迎え火
- 7月15日=お盆、藪入、
- 7月16日=送り火
- 7月20日=二十日盆
- 7月24日=地蔵盆
このほかに江戸の町では市や縁日がこれと同時に行われていたようです。
特に「鬼灯市」が立つ縁日には「この日に寺社参りすると願いが何倍も叶う」とか言う考えがあって賑わったようです。
つまり昔は「7月=お盆」という考え方だったようです。これは「1月=正月」という考え方と全く同じですよね
昔の人の時間と日日の使い方というか、感じ方が今とは比べのにならないくらい大きく長いスケールだったことがよく判ります。
「長い目で見る」そんなことが少なくなってきているのでしょう
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コメント
東大寺の二月堂では「9月17日」に「十七夜盆踊り」というのがあります。
あの落ち着いた境内に河内音頭が鳴り響くのはちょっと異様ですが、大勢の人が集まって踊ります。
投稿: がんさん@大和の国 | 2009年9月 4日 12:30
)がんさん
盆踊りは「念仏踊り」とあいまったものですから、たぶんそれも昔からの旧暦でお盆行事をやっているものの一つなんでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2009年9月 4日 12:52
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
へぇ~、それは、全然知りませんでした。
投稿: H.K | 2009年9月 5日 22:12
)H.Kさん
参考になれば何よりです
投稿: 玉井人ひろた | 2009年9月 5日 23:14