太り過ぎは「百害あって一利も“有り”？」？？？

現代はどこへ行っても太り過ぎは「不健康」だの「メタボリック要因」と、よく言われまして対して太っていない人までやせようと「ダイエットしなくちゃ・・」と言う人ばかりの気がします。

そんななか、宮城県仙台市にある「東北大学」の衛生学研究グループが驚きの研究結果を発表しました。

それは・・「太り過ぎは痩せている人より寿命が長い」と言うものです。
逆に言いかえれば「痩せている人は太っている人より短命の人が多い傾向」と言うことになります。

これこそ、「えっ！なにそれ・・」ですよね

研究は宮城県内の男女約４万人の４０歳平均余命（残りの寿命）を１９９５～２００６年まで追跡調査し各個人のBMI（体格指数）を４段階に分けて出された数字（WHO規準）になっています。

なお、BMIの数値の出し方は下記の過去ログにアクセスください
https://iwasironokuni.cocolog-nifty.com/komiti/2006/09/bmi_452c.html

研究結果の長生きする順はこれです

1. 太り過ぎ（BMIー25.0以上～30.0未満）
   　男⇒４０．５年（80.5才）
   　女⇒４７．０年（87.0才）
2. 普　通　（BMI－18.5以上～25.0未満）
   　男⇒３８．７年（78.7才）
   　女⇒４６．３年（86.4才）
3. 肥　満　（BMI-30.0以上）
   　男⇒３７．９年（77.9才）
   　女⇒４４．９年（84.9才）
4. や　せ　（BMI-18.5未満）
   　男⇒３３．８年（73.8才）
   　女⇒４１．１年（81.1才）

１位と４位では６年から７年もの開きが出ていますよね。注目は最も不健康と言われる肥満が最下位じゃないことです

女性の場合には「骨粗鬆症」という気になる病気が有りますが、この病気も太り過ぎの方のほうが痩せている人より発症しにくいそうです（太っていると体重が骨に負荷を与え強くなりやすい）。

さて、ここに当てはまる方にはまたまたどう解釈対応していいか分からない研究結果が出されたものですね。