非核三原則・・“密約”と言えるだろうか?
非核三原則といえば「(日本国は)核兵器を持たず、作らず、持ち込まさず(せず)」ですね。
内容は
- 持たずとは
⇒日本国は核兵器を国内に所有・装備することは行わない- 作らずとは
⇒日本国は核兵器の国内製造を行わない、認めない- 持ち込ませずとは
⇒日本国は核兵器を導入・輸入を行わない、
なおかつ核兵器を搭載(積載)した飛行機・戦闘機、軍艦・船舶、は日本領土内への侵入を許さない。
上記が日本国内で定説となっている三原則の意味、解釈ですね
世界に誇れる平和宣言として国内外に知られている・・はず・・のものです
ただし、以前から「日本国内にアメリカ軍は核を持ち込んでいるはずで、政府はそれを容認しているのではないか?」という疑問はありました。
「ハマコウ」の名で知られる浜田幸一元衆議院議員などは「アメリカ軍は核を持ってきている。そのことは政府も知っている」とテレビ番組で公然と話していることから、「アメリカとの密約が有る」ということは誰もが薄々気が付いていました。
今回、政権交代になり岡田外務大臣が「アメリカの核持ち込みは有った」などとする外務省機密を発表することになったようです。やはり、実際に密約有ったようです。
ところがです。これは密約と言うもではなく、日本とアメリカとでの「安保条約の解釈のずれ」から出たようです。
アメリカ側の日米安保条約の解釈<持ち込まさず>とは
- No introduction
⇒核兵器の導入、輸入及び配備、貯蔵を日本国は行わないし認めない
ただし、核を積んだアメリカの軍艦、潜水艦そして戦闘機、運送機などが給油やその他の目的で日本国内に一時寄港や着陸、および領土区域を通過すること“transit”は「持ち込みに当たらない」ので事前報告と協議で許可される
と言うように日米政府で合意されていると解釈しているようです。
これは、当時の外務省の話からするとアメリカ側の言うことが正しい解釈のようで、それを当時の外務大臣や総理大臣(佐藤栄作氏)が、野党の激しい追及に「通過も認めない」と答弁してしまったことから始まった、外務省の役人が中心になって考えた苦肉の策が「密約」のようです。
つまり、ひらたく言えばアメリカには「条約で通過くらいはOKだったんですが、大臣が国会であんなことを言ってしまったので、すみませんが見つからないように“内緒にして”通過してください」という“口止め”をしていたということのようです。
アメリカにとっては「頼まれたこと」で密約というほどのものではなかったようです
政治家の「本音と建前答弁」「二枚舌答弁」が招いた「お粗末なはなし」を外務省のお役人がうまく取りつくろったようです。
これでは「やっぱり政治家は官僚に敵わない」と、思ってしまいますよね。
岡田外務大臣、さてこの顛末をどう決着をつけるのか見ものです。
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コメント
分かりやすい解説ですね。
ありがとうございます。
投稿: もうぞう | 2009年11月22日 (日) 20:13
)もうぞうさん
分かり易かったですか?だらだら記してしまった気がします
投稿: 玉井人ひろた | 2009年11月22日 (日) 20:20
こんばんわ。
この「非核三原則」、「核」を所有している国である、「北朝鮮」に、教えて上げて欲しいですね。
投稿: H.K | 2009年11月22日 (日) 22:13
)H.Kさん
知っていると思いますよ
投稿: 玉井人ひろた | 2009年11月22日 (日) 22:42
そういえばこの「非核三原則」などが評価されてノーベル平和賞をいただいた方がおりましたね。お気の毒に天国で少々こころ穏やかでなかったりするのかもしれませんね。
投稿: koji | 2009年11月23日 (月) 10:13
)kojiさん
その通りですね。核の通過については「協議」だったのが「核絶対国内排除」を申し立てる野党の糾弾につい「認めない」と言わないといけなかったのでしょうが、正直に言って対策を協議できなかったのか?
たぶんできない情勢だったのでしょう。それでも「秘密」にしなくてもよかったかも・・
投稿: 玉井人ひろた | 2009年11月23日 (月) 11:09
興味深く拝読しました。今後をしっかり見て行きたいです。あんまり、現実離れしてもこまりますしねえ。
投稿: 山口ももり | 2009年11月25日 (水) 08:55
)山口ももりさん
理想と現実、政治家はそれをうまく使い分ける方たちですからなんとかなるでしょう
投稿: 玉井人ひろた | 2009年11月25日 (水) 11:36