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2009年12月 8日

年賀状の文面の勘違い

年賀状書きましたか?わたしはまだ年賀状そのものをまだ買っていません
まだ昨日あたりも「喪中欠礼ハガキ」が届いてきていますし・・早いでしょう(?)

ところで一昨年の年末にも記事にしましたが、年賀状文のマナーで勘違いしてうっかり使っていることってありませんか?

特に多い間違いの賀詩(年頭のお祝い言葉)がこれです↓

「 新年明けましておめでとうございます 」

どこが間違ってるの?普通に使ってるよ・・」と、ほとんどの人がこう思ったでしょう。
私もそう思いましたが、実はこれ、間違っているんだそうです。

年賀文のマナーの第一に「賀詞は重複しないこと」があります。
https://iwasironokuni.cocolog-nifty.com/komiti/2007/12/post_962c.html

そこからいくと「新年あけましておめでとう・・・」の賀詞は重複使用が有るんだそうです

え~!何が重複なの?」と、私は思いました

本によれば「“新年”と“明けまして”は‘どちらも新年を迎える同じ意味の賀詞になる’ので賀詞が重複」だそうです。
つまり、「年が改まった=明けまして」になりますから「新年明けまして⇒改まった年がさらにまた次の年改まる」ということになり“1年を飛び越えてしまう意味”になってしまうからだそうです
今年を例に取れば「新年明けまして」だと「平成22年が明けさらに次の平成23年が明けた」となるようです

正しくはこうなるようです

「 新年 おめでとうございます 」
または「 明けましておめでとうございます 」

これは勘違いしていましたね。そうなると新年のテレビでもかなりのところが間違った方の言い方をしている気がします。

「去年」は“忌み言葉”の「去る」があるから「昨年」にするとか、「1月1日元旦」は同じ言葉が重複しているからだめとか、そういうことは知っていますが、これは気が付かなかったです。

その他には賀詞を使用するときは「賀正」や「迎春」とか漢字二文字以下の賀詞は目上の人には使用しないことがマナーとされていますので注意したいですね。

日頃、うまく敬語や丁寧語を使用している方はいいでしょうがそうでない人は「年賀状」くらいは、私を含めてマナーを守る努力をしたいものですね。

ただし、私の場合は方言をいったん標準語に訳す(直す)という作業が先立ちますので、これらの気遣いが意外と大変なのです

がんばろう~・・

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コメント

私もこの問題を取り上げたことがありました。
http://jp.air-nifty.com/umetoko/2009/01/post-5976.html

でも肯定派も結構多いですよ。

投稿: もうぞう | 2009年12月 8日 16:28

)もうぞうさん

この言い方はどうしても言いたくなりますよね。

肯定派の方に言わせれば「新しい年が開始されたとだから、良い」と、なりますよね。

ただ、現在使われている言い回しは「今年も無事に明けまして歳神様を迎えられたことはまことにおめでたい事でございます」の言葉の簡略化ですからね

「明ける」とは「新たな年になる」という本来の意味からすれば、やはり「新年」とは「重複の賀詞」のようです。

投稿: 玉井人ひろた | 2009年12月 8日 17:51

感じ2文字以下は、目上の人には使ってはいけないんですって???しらなかったなあ!!!ずーっと使ってました。文面といえば・・・・お歳暮を戴いてのお礼状に、~~~ありがとうございました。来年もよろしく~~~・・・なんておかしいですね。来年も下さいって言ってるみたいです。

投稿: 山口ももり | 2009年12月 9日 23:31

)山口ももりさん

お歳暮のとき、私もそう言っていますね
考えたら催促ですね

投稿: 玉井人ひろた | 2009年12月10日 14:18

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