門松は、いつ飾る?
我が家では昨日お正月の供え餅を母が作りました。
作るのは臼と杵じゃなく「餅つき機械」ですので「ペッタン ペッタン」というものじゃなく「ゴ~オオン ゴオオ~ン」と独特のモーター音が響いておりました。
夜の食事はそのため餅になりました。雑煮餅に納豆餅をめいっぱい食べました
きょうは門松を作る予定ですがが、皆さんの家では門松など正月飾りはいつ頃飾るのでしょうか?
ものの本によれば極月(師走)に入って“年末大掃除が終われば飾ってよい”というのが基本形のようです
ですから昔は「12月13日のすす払いの日」を過ぎれば飾っていたようですが、現代はクリスマスを過ぎてからの飾り付けとなるのが一般的でしょう。
クリスマス飾りと正月飾りが並んでいる光景はスーパーなど店舗の陳列スペースぐらいでしょうね
さて、それなら「いつ頃がいいのか?」
これも、通例となっているのが28日のようです。その日になる理由はこうなります
- 31日は正月まで一夜飾りとなり‘神様を軽視している形となる’から良くない
- 30日では少し遅過ぎの日付であろう
- 29日は「にじゅうく」と読め「二重苦(にじゅうく)」という‘忌み言葉’になる日だから縁起が良くない
- 28日ならクリスマス気分も過ぎさり、御用納めの日に当たるので良いであろう
と言うことのようです。じつに“もっともらしい”縁起担ぎの理由ですね。
ちょっとこれに私し(玉井人ひろた)風に反論してみましょうか)
- 1番>31日は一夜飾りと言うけれど大みそかの31日の夜とは昔は30日の日没後(現在の30日の夜)を指しているので一夜も無いことになる
さらに、一夜飾りが神様を軽視いしているというのは人間側の一方的考えじゃないの? - 2番>次の日の大みそかが有るから、その前夜でも遅過ぎには当たらない
- 3番>29日は「にじゅう」とも読めるが「ふく(福)」とも読めるではないか。
だいたい今年の12月29日だって旧暦に直せばまだ「11月の14日」なので伝統行事の縁起担ぎに持ち出すのには無理がある - 4番>昔から商人達などは2月と8月は商売が停滞するので嫌い「二八(にっぱち)のブタ」と言って縁起の悪い言葉にしているので、良いとは言えるのか?(博打打ちでも二八は嫌われていた)
と言うことでございまして、元々伝統行事は旧暦でやるのが本来でそれに遭わせた縁起担ぎですからこだわらなくて良いようですね。
基本は先に書きましたように、清き所へ新しい歳神様をお迎えする目印(結界)を意味するのが正月飾りですから「大掃除をした後ならいつでもよい」で「歳神様をお迎えする」という気持ちが大事、ということですね
さて、わたしは怪我しないように門松造りにかかります。では・・「どっこいしょっと」
⇒は完成したものです
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コメント
それぞれなるほどと納得しますが、
例え一夜飾りと言われようと前日の夜または元旦に飾るのが好きです。
でないと年賀状が30日とか31日に届くようなものじゃないですか?
あくまで個人的意見ですが・・・
投稿: もうぞう | 2009年12月29日 (火曜日) 20:22
)もうぞうさん
それでもいいと思いますね
)
ただ、注連飾りは歳神様を迎える道しるべなので最低でも年明け前にやらないと、去年の年賀状を次の年の年末に出すような形と同じになってしまうと思います
投稿: 玉井人ひろた | 2009年12月29日 (火曜日) 20:46
へ・え・え・・・・いいお飾りができましたね。此方はスーパーで出来合いを買ってきました。おかがみさんもとうとう・・・子供の頃は父や兄がつき、母が杵をとって、子供がまるめ・・・いい時代でした。さ・あ・あ・・・・早速飾らなくっちゃ
投稿: 山口ももり | 2009年12月30日 (水曜日) 10:20
)山口ももりさん
我が亡き父親はこの餅つきが嫌いな人でしていろんなことをしてエスケープをしていたらしく母がよく愚痴っていました。
私がつけるようになって間もなく機械を買ったのでもう長い間やっていないです
ただ、臼と杵は味噌作りに今でも使っています
投稿: 玉井人ひろた | 2009年12月30日 (水曜日) 10:39
りっぱな門松ですね。こういうのが自作できる環境がうらやましいです。
うちはもっぱら簡略化した注連飾りだけですから。
市街地だと、なかなか大きな門松飾るお宅はないです。
自作門松のコンテストとかしたら面白いだろうという話もありましたが。
では、良いお年をお迎えください。
投稿: 楽山 | 2009年12月31日 (木曜日) 10:03
)楽山さん
今年も考えさせられる記事を見せてもらいありがとうございました
良いお年をお迎えください
投稿: 玉井人ひろた | 2009年12月31日 (木曜日) 14:00