12月、極月、師走、そしてあれこれ
12月になってしまいましたねえ。
英語では「December(ディセンバー)=10番目の月」と言う意味」で「12番目の月の意味ではない」、このことは以前記事にしましたので覚えている方が一人くらいは居るかもしれませんね(?)
日本では「極め付けの月・最後の月」と言う意味で「極月(ごくげつ)」これも“西暦の12月”を指す言葉ではなく、今のように1~12という言い方をしなかったころの「旧暦の最後の月」だけを指しますので、本来はまだ今日は」「神無月」と言うわけです。
これも以前記事にしました。
さて今回は「師走(しわす)」と、いう言い方について記事にしてみます(これも⇒12月≠師走)。
>師走とは・・暮れも押し詰まると普段威厳のある師匠(先生)まで忙しく金策に走り回るからその名が付いた
というのは江戸時代に江戸の町人が普段威張っている偉そうな仕事の師匠や手習い所の師匠を皮肉くって作られた、いわば「江戸っ子の洒落言葉」で、
元々の「師走」の意味が指す「師」とは別の人々です。
今でもそうですが、正月を迎えるにあたって神社やお寺では縁起物や厄払いのお札などを配ったり、売ったりしていますね。
昔もそうで、神社やお寺では近在の家々を回ってお札を配って「寄付」などを集めていました。
この仕事をする人たちを「御師(おんし)・祈祷御師(きとうおんし)」と呼んでいたそうです
つまり、正月(睦月)の前の月=御師が町中を走り回るようになる=師が走る=師走、と言うようになったようです。
それを風刺に置き換えるあたり、江戸っ子気質と昔の日本人は面白いものです
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コメント
またまた勉強になります。
>December(ディセンバー)=10番目の月とは知りませんでした。
いや記憶に無いと言った方が正確なのかな?
投稿: もうぞう | 2009年12月 1日 20:03
)もうぞうさん
たしか・・「2月が28日までしか無い理由」=「2月が最後の月だったから調整に使った」でやった気がします。
投稿: 玉井人ひろた | 2009年12月 1日 21:01
玉井人様のおかげで、ブログのページがなおりました。有難うございました。他にも、悩んでる方が2~3人。みんなに教えてあげましたよ。それにしても、あ・あ・あ・・・早、12月。1月には、又、年を取る私です。人生画80年として、もう・・・7/8近くの生きたかと思うと改めて驚きます。20才から働いて、60才まで働くとして、もう、人より1.25倍程働ています。
投稿: 山口ももり | 2009年12月 2日 09:43
)山口ももりさん
ある人に言わせれば、稼ぐ労働と働くとは違うとか・・
稼ぐは金銭をいただくためで
「働く」とは「傍(はた)に楽(らく)をさせることでお金ではないこと
そう考えれば、山口ももりさんは他の人より「1.25倍」良いことをしたとなるでしょうね
まるで、僧侶みたいなことを言ってしまいました。
投稿: 玉井人ひろた | 2009年12月 2日 11:26