御用納め、始まったのは明治だったんだ!
今日28日は公官庁など役所関係は「御用納め」となり、一部のところを除き1年の最後の“仕事納め”となりますね(28日が土日の場合前日の27日からになる)
それに合わせて一般企業も明日から年末年始の休暇になるところが多いようです
「御用納め」、この言葉 考えてみれば江戸時代などの古い武家社会の言葉ですよね
それもそのはずです。
これが法的に「官公庁は12月29日から1月3日までを休暇とする」と定められたのはまだ「戊辰戦争」によってできた膨大な借金に追われる政府は巨額の国債を大量乱発し、田舎ではまだちょんまげの人々もいた明治6年(1873)なんですよね
今から130年以上も昔の話なんですねえ
実は現代日本の法律の基本「六法」も明治時代にできたものを修正しただけで、ほとんど変わっていないわけです。
だから法律用語は難しく複雑、そのため専門家の間でも解釈に微妙な違いが出てしまって、論争の元になっているんですよね
そんな難しい話は置いといて、いよいよ注連飾りなど飾りつけが始まる本当の年末ですね。
ここで風邪などひいたら辛いです。お互いに気をつけましょうね
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コメント
「戊辰戦争」によってできた膨大な借金に追われる政府は巨額の国債を大量乱発し・・・う・う・・・・ん
作今の国債も一体どうなることやら???結局は子供手当てだとか言っといて、その子供達に払わせるってんじゃないんですか????
投稿: 山口ももり | 2009年12月28日 (月曜日) 15:09
)山口ももりさん
明治維新のときに新政府が発行した国債は今回の新政権の発行額の何倍にも当たるもので、利子もほとんど無いような異常なものでしたが、現代の国債は“国の借金”と言うより国内金融機関に預けた“貯金やそれの利回り金”となるのがほとんどで、かなり遠く間接的ではありますが私たちが国へ貸し付けているのと同じ状態なんです。
つまり、乱暴な言い方だと貸し手と借り手が同じという、非常に複雑なものなんですよねぇ。
実は、国債と言うのは国会が「返済しない」という法律を作ると“棒引き”が可能です。
ところがそれをやると先にも言ったように、金融機関は運用するお金が無くなり破綻してしまいます
そうすると当然我々が預けていた貯金は消滅してしまうんです。
それどころか、日本は「破産」してしまうのです
「子供たちに借金を残すな」は今までの野党が政府与党を攻撃するために考えられた「言葉のあや」というか「キャッチコピー」的なところも多分にあります
経済は単純じゃないですね
投稿: 玉井人ひろた | 2009年12月28日 (月曜日) 17:26
ほう、そんな法律があったんですか?
祝祭日でもない日に休むのは、どうしたわけかと思っていました。
銀行などは1・2・3日と休みますが、これも2・3日はどういう理由で休むのか?やっぱり何か取り決めがあるのでしょうね~
31日を休みにした経緯はだいたい知っていますが・・・
投稿: もうぞう | 2009年12月28日 (月曜日) 19:16
)もうぞうさん
古い民間の慣習「正月三が日」的な考えじゃないでしょうかね
投稿: 玉井人ひろた | 2009年12月28日 (月曜日) 21:33