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2010年2月15日 (月曜日)

“無害”なラップ!?・・(ラップ続編)

2月9日の記事の続編のような記事になります
https://iwasironokuni.cocolog-nifty.com/komiti/2010/02/post-f28a.html

日曜日、買い物で「ラップが無くなりかけている」と言う妻のつぶやきで買うことになり、いつも買っている商品を探していたらすぐそばに「添加物無しの無害なラップ」という「クリーンラップ」という商品が目に入ったのです。

値段もいつものより安い、ただ聞いたことが無い国内メーカー名だったので「大丈夫?」と言う思いにすぐなりました。
でも「ダイオキシンを出さないラップ」というアピール文章に引かれ(100円安い単価に引かれ)「買ってみるか」となってカートに入れました。

そして、その売り場を離れようとしたら別の特設コーナーに「98円(W30㎝×L40m」という激安ラップを発見したのです

Img_3184

←がそれです。韓国製のラップでここにも「無害なラップ、ダイオキシンを出さないラップ」という言葉が提示されていたのです

材質は「リニア・ポリエチレン」と記載され「世界初」の文字と国際特許取得番号「第1779097号」、国は{日本、アメリカ、オーストラリア、韓国、中国}と記載されていました。

安いので先に買ったのを辞めこれにしましたが、この「無害ラップ」というのが気になって帰宅して調べてみたら最近のラップ事情などの面白いことが分かりました

ラップと言えばアメリカで発明された「サランラップ」ですが、この材料は「ポリ塩化ビニリデン」とか「塩化ビニール樹脂」と呼ばれる簡単にいえば塩ビ樹脂の主材料に「柔軟剤脂肪誘導体など)」と「安定化剤エボキシ化植物油など)」が添加されて出来ています。

この主材料の塩ビ樹脂など「塩化化合物」は焼却すると話題の有毒な「塩化水素」や「ダイオキシン」を発生させるんだそうです

そこで最近それらの有害物質の発生が無いとされる「ポリエチレン」のラップが製造販売されるようになり(その中でも先に選んだクリーンラップはさら添加剤なども一切使用されていないポリエチレンラップ)で、今まで大手企業が販売していた塩ビのラップの市場を少しずつ浸食し始めているんだそうです。

日本国内でも「サランラップの旭化成などが中心になり「分別徹底」や「塩ビラップの安全性」などをピーアールして、この「ポリエチレンラップ」の市場拡大に対抗しているとのことです

でも、その割には一般家庭では知られていない話ですよね。
これはたぶんまだポリエチレンラップメーカーが小さいところばかりなので、大手企業のようにマスメディアを使えないためだと思います。

最近、今までそんなに安くしなかった旭化成など国内大手ラップメーカーがこぞって単価を下げているのはデフレや不況の影響もあるんでしょうが、ポリエチレンラップに対抗してのことだったんですね・・・きっとね

消費者としては安くて使いやすい品質も同じだとすれば、そしてなおかつ安全なら、選ぶのはおのずと決まりますよね

ただ無害といってもどちらも石油から生成されるナフサから製造されるのですから、素人的には「完全無害」とは思い難いですね

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コメント

おっしゃる通り無害といえば言い過ぎで、“ダイオキシン等”の有害有毒物質を発生させない・・・というところでしょうか。でもそれはいいことですよね。
そしたらさらに省資源で芯無し箱無しラップなんていうのもあるのですね。もちろん専用のプラケースに入れて詰め替え用として使用するようです。
値段は不明です。

投稿: koji | 2010年2月15日 (月曜日) 20:49

)kojiさん

そういうのもあるんですね。カッター部分が紙製のは知っています。切れが悪いんですよね

投稿: 玉井人ひろた | 2010年2月15日 (月曜日) 21:43

少しでもなにかできないかと考えて、なるべく無添加を使っています。
が、そうじゃないのに比べると使い勝手が…。
使いやすさを求めて添加してるんでしょうから、仕方ないですね。
ただ、無添加のはピタッと付かないので、多めに取ってくるみ加減にするので、「アレ、これでいいのか?」と思うことも。

投稿: ハル | 2010年2月15日 (月曜日) 22:38

)ハルさん

そうなんですか。
そうなると私の買ったのは無添加ではない「ポリエチレンラップ」なのでピタッと付くかもしれませんね

投稿: 玉井人ひろた | 2010年2月15日 (月曜日) 23:00

以前、薬屋でポリエチレンラップ(だったかな…)を貰って使ってみたのですが、くっつきが悪かったか、くっつき過ぎてぐちゃぐちゃになったか、兎に角「使い難さ」を感じた記憶があります。
ラップの目的は「手軽に密封する」ことにあるので使い易さを重視しますが、「環境への配慮」も大切ですね。
ただ、地球温暖化はCO2とは関係無いというのが学者の間でも定説であるようですから確認もせず「25%削減!」などとアホなことを言うのも問題ですけどね…。

投稿: がんさん@大和の国 | 2010年2月16日 (火曜日) 09:31

)がんさん

私もあちこちの本を読んだ中に出てきましたが、温暖化は地球が何万円も続けているサイクルのようですね
最も今まで温暖化が進んだのが恐竜が沢山いたころと、旧約聖書や古代遺跡に残る4~5000年前の大洪水のようですね

投稿: 玉井人ひろた | 2010年2月16日 (火曜日) 10:14

昔はなかったものなんで・・・・無しでも生きられるはずなんですけど・・・

投稿: 山口ももり | 2010年2月16日 (火曜日) 16:36

)山口ももりさん

慣れてしまうと元にはなかなか戻れないですね

投稿: 玉井人ひろた | 2010年2月16日 (火曜日) 16:44

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