ズ~と生きて見ていた者が居る
今日は「建国記念の日」ですね。私の母のように昭和初期、戦前生まれの人達にとっては「紀元節」という考えが未だに有るようです。
それもそのはずです。終戦(正確には停戦)後の昭和23年、新しい法律が施行されこの「紀元節」が廃止されることになるのですが、それまでは日本中の学校や家庭などでは「紀元節」というのは最重要なお祝い行事の一つだったからです
母なども幼いころから賑やかかつ厳かな祝い事を経験していたのですから「建国記念の日」では「なんだそれ?」だったのでしょう。今はただの祝日にすぎないようです(※「の」がつく記念日は、その日付けに決定的根拠が見つからない記念日に付けることになっている)
樹齢1000年以上の「三春町(みはるまち)の滝桜(たきざくら)」が、まるで白い雪の地に腰をかがめたように立つ姿に、そんな国内のごたごたを「何を思って見てきたのだろう?」と、問いかけたくなる趣が感じられる気がします。
フォトは「無芸大食さん」のブログ「今夜も無芸大食」の記事中のを使わせていただいました。
このほかにもすばらしいフォトがございますのでご覧になりたい方は下記URLをクリックしてアクセスしてみてください
http://est61.blog60.fc2.com/?no=1225
冬の滝桜もその巨木の様子がしっかり見え本当に素晴らしいんですよ。とくに誰も居ないのがいいですよ
<紀元節のおもしろばなし>
紀元節とは日本書紀や古事記に出てくる、いわば「神話」に当たるもので初代天皇の「神武天皇」が即位した日を「日本国の紀元である」と明治政府が定めた祝日ですね
目的は「徳川幕府や武士の時代の変革」をつよくアピールし天皇制を中心とした明治政府を国民に強く意識させるものだったと思います。
その元になった神武天皇は実在したか、しないかが定かではないので、どちらかというと「架空の人物」とする方が多いようですね。
日本書紀で、神武天皇は日向の国(宮崎県)から北東に向かって進むが、海を渡ったり途中で敵に阻まれ進路を変更したりといろいろな困難が遭います。
そしてやっと今の奈良、琵琶湖の近くに着き国を作り上げるストーリーになっています。
このストーリー、なぜか旧約聖書にでてくる預言者「モーセ(モーゼ)」とイスラエルの人々の行進神話(エジプトからイスラエルに進む話)とそっくり同じなんだそうです。このときの日本の地名までヘブライ語に直すと同じ意味になるのだそうです。
そしてなぜか?明治のころに発行された絵姿のモーセと神武天皇は非常に良く似ているのです
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%AD%A6%E5%A4%A9%E7%9A%87
偶然でしょうか?
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コメント
へ・え・え・・・・面白いなあ!!!この3月、シリア・ヨルダンへ行ってこようと思っています。パックツアーですけど、モーゼの死んだところとか行きそう・・・旧約聖書は世界イチの「フィクション」だと思っています。
本当に大きな木って魅力があります。息子達が通った朱雀第3小学校の校庭にも、大きなクスの木がありました。京都の歴史、応仁の乱すら見ているかといつも、頭を下げる思いで見上げていました。今でも健在です。桓武天皇まで見たか???さ・あ・あ・・・また、木に聞いてみましょう
投稿: 山口ももり | 2010年2月11日 (木曜日) 09:52
)山口ももりさん
勝手ながらコメントが両方ともこちらの記事へのようなので一つにまとめました。
)
おせっかいでしたら、お詫びします
モーゼはユダヤ教・キリスト教では重要人物ですね。イスラム教の旧約聖書では少し軽くなりますが同じく預言者として登場する共通の人物で、何か鍵を握っていることは間違いないです
投稿: 玉井人ひろた | 2010年2月11日 (木曜日) 10:13
雪景色の滝桜も良いですね~
行けそうで行けないな~
投稿: もうぞう | 2010年2月11日 (木曜日) 20:16
)もうぞうさん
今の時期、特に今年は雪が多くいつ磐越自動車道はいつ止まるか分からない状態なのでそちらからは難しいでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2010年2月12日 (金曜日) 07:48
確か、キリストの墓は日本にあるという説もあったような気がしますね。
私は神話とされている時代の人々も実在したと思っています。
日向方の人にとっては面白くない時代なので藤原不比等によって神話にされたのではないかと。
ともあれ、建国記念日は今でも日本人にとって大切な日だと思います。
国旗や国家、建国記念日(紀元節)を否定する日本人がいるのは信じられません。(どういう国家観をしているんだろ…?)
三春の滝桜の子孫が近くの街の美術館の庭にあって、随分大きく育っています。
投稿: がんさん@大和の国 | 2010年2月12日 (金曜日) 13:49
)がんさん
滝桜の子孫はあちこちに増えているんですね
投稿: 玉井人ひろた | 2010年2月12日 (金曜日) 16:33