忘れ去られそう?北朝鮮による拉致被害
北朝鮮による拉致(誘拐)事件解決の進行はどうしてしまったのでしょうか?報道番組では「政党支持率」や「自民党執行部批判」などばかりですね
それでも日本は“国ぐるみ多人数誘拐事件”の認識と対策は形として平成元年(1988)にショボショボと始まり「救う会」が発足した平成9年、全国協議会ができた平成10年(1998)には本格的に動き出しました。
その結果として平成14年に一部拉致被害者が帰国するまでになりました
でも、本腰入れるまで10年も掛かりましたがね)
ところが、最も拉致被害者の人数が多い韓国では「あれは亡命者で拉致(誘拐)されたのではない」として、韓国政府として被害を認めていなかったんです。
その韓国政府がやっと、よ~~やく、北朝鮮による拉致被害に本腰を入れることが決まったようです
2010年3月2日午後、
韓国国会で「6.25戦争北朝鮮拉致の被害真相究明およびに拉致被害者の名誉回復に関する法律(朝鮮戦争拉致被害者名誉回復法)」が通過成立。
同法により韓国政府は、国務総理に所属する委員会を組織し6・25戦争北朝鮮による拉致被害真相と被害者の名誉回復について4年以内に資料収集、分析を完了し、真相調査報告書を作成公表。
さらに韓国政府は犠牲者追慕などの記念事業を推進し「朝鮮戦争拉北者人士家族協議会(2000年発足、李美一理事長)」などに対し必要な経費を支援することも定た。
(救う会全国協議会ニュースより引用)
この法律成立には日本の「救う会」のメンバーによる韓国政府や韓国国民へ積極的な働き掛けが大きかったことは間違いありません
そのため韓国の被害者の会代表の「李美一理事長」からは
「日本の拉致関係の皆様の支援のおかげで、ついに自分たち朝鮮戦争中の拉致被害者とその家族のための法律ができました。感謝します。これからは、国際連携活動により一層力を入れます」
上記のような感謝の言葉が日本の家族会の方に真っ先に送られてきたそうです
なぜ韓国政府はかたくなに「拉致被害者」を「亡命した者」と決めつけてきたのか非常に不思議です。たぶんそれは未だに朝鮮南北戦争が終戦になっていないらでしょうね
しかし、動き出したら韓国はすぐに「4年以内に・・・」というふうに期日まで定めて動くあたり、少し日本政府とは違いが有るように思います。
この機に乗じて、日本政府も‘外交がうまい韓国政府’に捜査官や外務官などを韓国に行ってもらい、できれば拉致問題専門組織を韓国に常駐させることを行えば今よりもっとやり易くなると思うんです。
政党の支持率や政治家の個人攻撃、アメリカ軍基地のことばかりしているより、そっちのほうがずっと“政治家らしい”と思います。
拉致被害者のご家族、とくにご高齢となっている親御さんのうちもう何人亡くなられたことでしょうか・・ね?
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コメント
国内でばかり声を上げている拉致問題。
アメリカ頼みの拉致問題。
まったく情けない。
これは最後のチャンスかも知れませんね。
これで進展がないようでは、日本人をやめたいですよ。
投稿: もうぞう | 2010年3月 9日 19:02
)もうぞうさん
さて新政権は動くでしょうか。野党になった自民党は指摘するでしょうか?
投稿: 玉井人ひろた | 2010年3月 9日 19:38
いろいろ知らなかったことをここで、教わりました。いま、高田屋嘉平のこと、「菜の花の沖」を読み終わったばかり。鎖国と云う制度が武士をどのようにしてしまったか、国民をどのように変えてしまったか、ひいては日本と云う国の外国との関わり方・・・いろいろ考えました。北朝鮮、イチバン不幸なのは国民でしょう。あんなヨボヨボのじいさんに引っ張られて・・・大変です。どうして存続しつづけられているのか???
投稿: 山口ももり | 2010年3月10日 11:55
)山口ももりさん
元はと言えばロシア、中国、アメリカの代理戦争のように始まった南北朝鮮戦争が根幹でしょうけど生活の差ができてしまったのですから国の長の責任ですね
投稿: 玉井人ひろた | 2010年3月10日 17:16