ナポレオンの辞書に“日本語”は無い
子供たちがよくやる「なぞなぞ遊び」の中でこんなのを聞いたことが有りますか?
問題⇒ナポレオンの辞書に「不可能」という言葉が無いのは、どうして?
答え⇒ナポレオンはフランス人で辞書もフランス語だから「不可能」という“日本語”は書いていないからだよ。
おもしろい発想のなぞなぞですよね)
このなぞなぞの基になっているのはみなさんよくご存じの「余の辞書に‘不可能’という文字は無い」というナポレオンの名言ですね。
でも、この名言とされる言葉はナポレオンは言っていなくて本当は違う言い方だった、という話しが有ります。
その本当に言った言葉だと言うのをいくつか掲書してみましょう。
- 「不可能」という言葉はフランス的ではない
- 余自身の(生き方の)辞書が有るとすれば、そこに「不可能」の言葉は無いであろう
- 「不可能」は、フランス語ではない
- 「不可能」という文字は愚か者の辞書にのみ存在する
- フランスは「不可能」という言葉を語ってはならない
- 「そんなことは無理だ」などと言うのはフランス語ではない
なんとなく、皆似通った言い方になっていますので「余の辞書に・・・・無い」は総まとめのような言葉に見えてきますよね。
さて、その真相はというと・・・
結論から言います「余の辞書に・・無い」の名言を含め、どれもナポレオンが実際に言ったという記録も無く、すべて後世に誰かによって作られた言葉になるようです。
もっと面白いのは、
「余の辞書に・・無い」の言葉は日本だけが有名で、地元フランスでは知られていないそうなのです
さすれば、この言葉を作ったのは日本人の作家か演出家、はたまた翻訳の人?かもしれませんね。
今話題の「坂本龍馬」
- 江戸の名門千葉道場で一刀流の免許皆伝だった⇒嘘
- 子供のころは泣き虫で10歳位までおねしょをし、頭がよくなかった⇒事実が無い
- 日本で初めて新婚旅行をした人物⇒誤り(もっと早い人がいる)
- 敵対していた薩摩、長州の締結を成し遂げた⇒正確でない
- 江戸に出て世界情勢を知った⇒誤り(江戸に出る以前に土佐でアメリカ文化を学んでいる)
どこの国でも英雄とされる人には後でその人の大ファンが「お飾り伝説」を着けたがるようです。
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