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2010年6月11日

‘貧乏神’を大切にすると‘福の神’が喜ぶ

「貧乏神」と、聞いて楽しい顔をする人はほとんどいないでしょう。
しかし、昔話には貧乏神を大切に敬い祭って幸福を手にした家や人物の話が出てきます。

仏教では貧乏神とは「黒暗天こくあんてん)」という「女神」で、そのは「吉祥天きっしょうてん)」で福の神だとされています

この貧乏神と福の神の姉妹はとっても仲が良くいつでも二人いっしょに行動すると考えられています

ですから、貧乏神を忌み嫌ってぞんざいに扱ったり嫌がったり、追い払ったりすると姉の福の神は怒って災いを起こしたり、家を出て行ってしまいその家が貧乏になると言う言い伝えが有るそうです。

これは「何でも表裏一体である」という陰陽道の考え方とも共通していますね

つまり、神とはその人の心がけ次第で福にも悪にも変わるというたとえらしいですね

日本では、天災や恐ろしい伝染病など想像を絶する災害の恐ろしさを「超越したパワー=神」としてあがめる風習が昔からあります

たとえば、疫病(伝染病)を撒き散らす恐ろしい神様「スサノオノミコト」、それは「天王様」とか「祇園様」としてあがめ疫病退散を祈ります

それから、大地震や落雷、大洪水をもたらす「風神と雷神」は「天神様」として、昔から日照のときは「雨乞い」、雨ばかりのときは「洪水被害」が無いようにと祈っていました。

いわば祟り神の信仰みたいなものです。菅原道真は祟り神になって「雷神」に変化し都に災いをもたらしたとして、当時の人が別の天神様に怒りを抑えてもらおうとして祭られるようになったのは有名ですね。

恐ろしい=強大な力=神様、という方程式は見方によれば原始的信仰ですが、無力な人間としては自然な考え方に思えますね

我が家にも福の神と貧乏神の姉妹がいるのかな~・・・

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コメント

祇園様・・・ってそういう神様だったんですか。確かに祇園は疫病退散を願って建てられたと聞いています。ところで、ももりの家の氏神様は、元祇園なぎ神社と申しまして、ここから、四条東山の現在地にお出でになったそうです。京都の中心は古くはもっと西寄りだったのです。

投稿: 山口ももり | 2010年6月12日 08:03

)山口ももりさん

そこは新撰組が最初にいたところでしょうかね。
京都近郊には伊勢神宮が有った「元伊勢神社」もありますよね?。
ちょっと遠いのかな

投稿: 玉井人ひろた | 2010年6月12日 09:37

スサノオノミコトがそういう神様だとは知りませんでしたね。良い神様だと信じていた事がひっくり返されたので違和感を感じます。しかし言葉を変えれば、塞翁が馬。日々是好日。乾坤只一人。につながるんでしょうね。数日前からの腰痛の熱も手伝っているので、何かへんてこりんな気分になって来ました(笑)。

投稿: HAPPY太郎 | 2010年6月12日 11:51

)HAPPY太郎さん

日本の神話や妖怪などは逆転し得る場合が多くあって面白いですよ

投稿: 玉井人ひろた | 2010年6月12日 18:36

我が家は妹の方の勢力が強いようだな~
もっと大事にせにゃあかんのかな。

投稿: もうぞう | 2010年6月12日 20:26

)もうぞうさん

我が家もそれのようです

投稿: 玉井人ひろた | 2010年6月12日 20:39

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