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2010年7月24日 (土曜日)

地蔵盆・地蔵の縁日

お盆を月遅れ(8月)ではなく新暦(7月)でやっている地域では本日24日はお盆の最後の行事となる「地蔵盆」の日に当たりますね。

ただ、お盆の行事すべて明治以前と同じくやっているところは無いと思います
だいたい、昔通りやったら大変だとおもいます

    • 7月1日(朔日)・・地獄のふたが空くといわれ「釜蓋朔日(かまぶたついたち1)」という日で、盆提灯を出す日(地域によってこの日がお盆の入り
    • 7月7日(棚機・七夕)・・「七日盆」とも言われる。
      お盆用の棚や道具を清める。江戸では井戸に溜まった落ち葉等を払い竹を切り出してくる日。(地域によってこの日がお盆の入り
    • 7月12日・・お盆用の花を準備する日
    • 7月13日・・墓参
    • 7月15日・・お盆、中国の道教ではこの日を「中元」と呼び親に感謝を表す日と死者の罪を赦すことを神に願う日だった
      (※、1月15日=上元、10月15日=下元
    • 7月24日・・地蔵の縁日、地蔵盆でお地蔵様にお供えをして拝する日

我が地域は月遅れでやりますので、8月7日を「七日盆(なのかぼん)」と言って、新盆の家はこの日に提灯を飾る風習が有ります。

お盆とは昔は1ヶ月間の行事だったそうですから、家を離れ遠くで働く者にとって長く休めるのはお盆と正月の2回でしたから、期間の長いお盆は待ち遠しい一大行事だったのでしょうね。

「盆と正月」一度に来て欲しかった気持ちが分かる気がします

 

 

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コメント

こんばんわ。
・「文章」を読んで。
へぇ~、そんなことがあったなんて、知りませんでした。

投稿: H.K | 2010年7月24日 (土曜日) 22:47

H.Kさんへ

今でもやっているところもあるようです

投稿: 玉井人ひろた | 2010年7月24日 (土曜日) 23:30

死者の罪を赦す・・・・お地蔵様は子供の守り本尊だそうですね。京都では地蔵盆は子供のための行事です。上元、下元もあるなんて・・・おもしろいんですねえ。

投稿: 山口ももり | 2010年7月25日 (日曜日) 09:09

私の地域では8月1日が「釜の蓋」と言って茗荷の葉を敷いた蒸かし饅頭をつくります。以前は我家でも作っていましたが、ここ最近は作っていません。また以前は夕方提灯を下げて歩いて先祖のお迎えに行き、墓前に提灯や米、茄子と楊枝で作った馬等を飾り、最終日にはこれを持ち帰ったのですが、もう何年も前から、お寺に持って来たものはその日に持ち帰るようにとのご指示があり、かなり簡略化されています。今は車で行ってお墓参りをして終わりです。こんな状態ですから、お盆の感覚もずいぶん違ってきていて、子供たちも仏教への感心が薄くなる一方です。お寺自体が仏教への関心を向けさせなくなっていると言ったところでしょうか。ちなみに「地蔵盆」という言葉は初耳でした。

投稿: HAPPY太郎 | 2010年7月25日 (日曜日) 12:00

山口ももりさんへ

地蔵菩薩にはお釈迦様が生まれ変わるまでの代理の仕事と、死後の世界を行き来し使者の救済などを仕事が本来だと言われています。
とても忙しいので、13佛の中では最も軽装なのが特徴ですね
 
 
HAPPY太郎さんへ

お盆と言う行事は元々は神道の行事だったものがそこに仏教が入ったそうなのです。
私の幼いころまでは墓参に持って行ったものはその場で食べてしまうのが墓参の常識と教わりましたので、置きっぱなしになったその後が間違っていて、それが元に戻った気がしております
持ち帰りや、その場で供物をいただくのは道教の考えでも有りますので、今のが本来に近い気がします

投稿: 玉井人ひろた | 2010年7月25日 (日曜日) 21:04

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