「エコ」と「省エネ」・最近意味がメチャクチャじゃね?!
最近テレビ等を見ていて思うのが、「エコ(エコロジー)」と「省エネ(省エネルギー)」の言葉の使い方や意味がメチャクチャになっている気がすることなんですよ。
ちょと意味をお浚いしてみましょうか
<エコ>
- エコロジー(Ecology)の略語で、生態系の構造と機能を明らかにする生態学。
生活環境保護、自然保護運動も指す
<省エネ>
- 日本語の場合
「Save energy」=節約エネルギー
略せば「節エネ」だったらしいが“言葉の語呂が悪い”としてほぼ同じ意味の「省=減らす」を使用して「省エネルギー」に修正し、略して「省エネ」となった
石油・ガス・電力などのエネルギー資源を効率的利用を図ることを意味する
- 英語の場合
「Energy conservation」=エネルギー保護(管理)
化石エネルギーなどの地球の大切なエネルギー資源を守ることが目的
※、核エネルギーも地球の地下資源(鉱物資源)であるので、これも節約保護することは省エネになる
省エネについては、英語と日本語で微妙に違いは有るが、つまりエコとは「生物への害の有無」で時には国家の損失より生物を優先する考え、それに対し省エネとは「石油等限りある地下資源を大切に使う」という国家や企業の経済的考えが優先される、その意味で反比例する場合もあるのですが、全部同じことのようになってしまって居るようですね。
たとえば「エコカー(=「エコロジー・カー」の略)」です。
数日前に書きましたが、どんなに燃費が良いハイブリット車も燃費の悪い車でも1ℓあたりのCO₂の排出量は同じです
そこからいけば燃費が良い車が「エコカー(=「エコロジー・カー」)」ということではありません。
ただ燃費の良い車は、CO₂の排出がゆっくり出てくるだけのことで距離を走ればなんら変わりません。
ですからこの場合は「燃費がよい」=「CO₂を多く出さない」=「エコカー」ではなく、
「節約エネルギーカー」だから「省エネカー」のはずが、「エコカー」と言ったりするわけです。
CO₂は悪いことばかりしているわけではありません
人間は肺や血中にCO₂を一定量いつもキープしています。それがなくなると呼吸ができなくなるのです。「過呼吸」というのがその症状で、治療は二酸化炭素を大量に吸引させるわけです。
要するにバランスが大切なのです。それがエコロジーという考え方なのです。
ただひたすら、電気やガス、水道などを節約するのは省エネ=節約ですから、どちらかというとエコロジーじゃなくエコノミーの「エコ」でしょう
どうも、わざとマスコミや政府によって混同する方向に“向けさせられている”気がしませんかね
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コメント
そう言われればたしかにそうですね。
気づきそうでも、気づきませんでした。
さすがですね。
投稿: もうぞう | 2010年7月17日 (土曜日) 05:31
エコロジー・・・・生態学っていうのですか。う・う・・・・ん
投稿: 山口ももり | 2010年7月17日 (土曜日) 05:32
もうぞうさんへ
もっと解りやすい具体例も見つけたんですが忘れました。

思い出したら追加しときます
山口ももりさんへ
どちらかと言えば省エネのほうがエコノミー的考えですから「エコ」と言っていいかも
投稿: 玉井人ひろた | 2010年7月17日 (土曜日) 08:12
そうですね。いっしょくたにしておけば、いつでも都合の良い意味に出来ますからね。国民をダマしておけば、国も企業も都合が良いですよね。
>バランスが大切なのです
政府や企業は、国家や地球では無く、自分のバランスを考えてるんでしょうね。
投稿: HAPPY太郎 | 2010年7月17日 (土曜日) 12:18
HAPPY太郎さんへ
まさにそうですね。企業バランス=政治経済バランスなのでしょう
投稿: 玉井人ひろた | 2010年7月17日 (土曜日) 15:22
おっしゃるとおり、「エコ」という言葉は、その本来の意味からはずいぶんと離れたイメージにまで拡大して使われるようになりました。もうすっかり、「和製英語」の仲間入りという気もします。
それにしても、80年代から環境問題に首突っ込んでいますが、時代も変われば変わるものですよ。
投稿: 楽山 | 2010年7月17日 (土曜日) 20:33
楽山さんへ
省エネとエコ、どちらが先に一般化したんでしょうかね。それによっても変化が違いますよね
投稿: 玉井人ひろた | 2010年7月17日 (土曜日) 20:51